富士チャレ200レポート:富士の敵を富士で討てるか!?

■富士チャレ挑戦にあたって
という訳で、延々引っ張っていた本命レースは「富士チャレンジ200」でした。
参戦部門はもちろん「200kmソロ」です。
富士チャレ参戦に関しては、どうしても離せないのが、同じFUNRiDE主催の富士ヒル。
今年はシルバー獲得を目指すと公言し、ある程度の手応えを持って挑戦するも大惨敗。
まあ正直ショックは大きかったです。
この心の傷を完全に癒やすには来年の富士ヒルで再挑戦するしか無いのですが、それにはあと一年待たねばなりません。
しかし何時までも落ち込んでいたくありませんし、失った自信を取り戻したい。
そこで、富士チャレなのです。
幸いにして?こちらもタイムに応じて、ゴールド、シルバー、ブロンズとあり、これでもしシルバーを獲得できれば少しは溜飲を下げる事も出来ようと言うものです。
得意のエンデューロでなんとしてもリベンジを!
かくして、当初は予定のなかった富士チャレが急遽本命レースとして浮上したわけです。
(お前には本命がいくつあるんだよ!?というツッコミは無しでひとつw)

■富士チャレ攻略基本戦略
富士チャレコース
さて、富士チャレの舞台と言えば「富士スピードウェイ」
鈴鹿などと比べるとコーナーの少ないレイアウトの高速サーキットというイメージしかありませんでしたが、これをロードバイクで走るとなるとこのサーキットのもう一つの一面が牙を剥きます。それは
「高低差が激しいこと」
富士高低差
全長4,526m、高低差36m、最大勾配10.05%と聞くと大した事なさそうに感じるかもしれませんが、上図のようにコースが下り主体の前半、登り主体の後半と綺麗に分かれていて登りは後半に集中。後半は延々と登り続けているようなイメージです。
以前富士チャレに参加されたことのあるトプローさんも「鈴鹿よりもさらに登りが厳しい」と仰っていました。
登りの苦手な私にはかなり相性の悪いサーキットと言えそうです。
私と相性の良い岡山国際サーキットは登りが短いので下りの勢いを使って登り返せば登りきれてしまいますが富士はそうはいきません。
高低差36mを続けざまに駆け上がる終盤の長い登り。ここを如何に走るかが攻略の鍵となるでしょう。
200kmソロのシルバータイムは5時間30分。平均速度は37km/hくらいになります。平坦コースならドラフティング効果を利して走ればいけそうな感じのタイムですが、登りの厳しいこのサーキットだと簡単にはいかないでしょう。
幸いにもこの大会ではサポートライダーがシルバー完走、ブロンズ完走、制限時間内完走それぞれのペースで先導して下さるので終始それに乗り続けて走るのも一つの手です。
しかし実際それが私に合うペースなのかは走ってみないと分かりませんし制限時間内ギリギリのペースで走るのであれば途中でトイレに行きたくなる等でピットインする事態になれば即アウト。そんな訳で
「まずは先頭集団に付いて行くことを試みる。無理そうだと判断したらシルバー完走サポートトレインに乗車。それでも無理なら泣いて帰る」
という方針で走ってみることにします。

■レース当日:まずは試走
さて、会場への移動やら宿やらの話は誰も興味ないでしょうからすっ飛ばしていきなりレース当日の試走時間からです。
初めてのコースですから走行ペースを考える為にもまずはそこそこのペースで周回してみることにします。
ピットレーンを抜けてホームストレートを抜けるといきなり下り区間に差し掛かります。
そこからは結構勾配のある下りが暫く続きます。この区間はかなりのハイスピードになることが予想されます。レース中なら60km/h以上は出そうな感じ。普段そんな速度域での練習をする機会は滅多にないのでちょっとビビりますね。落車があったら怖そうです。
暫く下るとちょっとだけ平坦を走った後に、いよいよ登りの開始。試走なのでそれ程スピードを出していなかったこともあって勢いを利用できず、登りの苦手な私は序盤からいきなりの大失速。
勾配が思っていたよりキツい・・・これはかなり厳しいのでは!?
苦労しつつ登っていると隣を女性ライダーが軽やかに駆け上がり私を簡単に追い抜いていきます。
じょ、女性にあっさりパスされた!?
い、いやきっとあの女性はトップクラスのライダーに違いない。
それでもいくら何でも自分遅すぎるだろうと思って頑張ってペースアップを試みるも300Wほど出しても差が縮まりません。
そしてその脇を如何にも早そうなチームジャージを着た集団がまたしても軽やかに駆け抜けていきます。
アレ・・・?もしかして私はかなり遅い?
走ってみて分かったことは、やはりこのコースの登りは私との相性は最悪です。勢いに乗って駆け上るには長すぎるし斜度も結構あるので体重の重さが伸し掛かってきて私のパワーでは押しきれません。
これを200km、5時間以上走り続けるとなると後半はかなり厳しそうです。
果たしてシルバートレインにも付いて行けるかどうか・・・
予想以上の難コースに自信を失いつつも試走時間は終了です。

■今回の補給方針とウェアについて
さて、エンデューロレースレポート恒例の補給食についてですが、今回は長時間エンデューロとしては珍しく何時ものハイドレーションバッグは使用しませんでした。
と言うのも、今回は5時間半以内で走りきる目標なのでボトル2本+ジェル飲料で乗り切れるという計算だったためです。
ハイドレーションバッグはボトル2本相当のドリンクが運べて更に手を離さなくても飲めるという大きなメリットがあるものの、空力的にはかなり不利そうです。今まではそのデメリットを考慮しても長時間ピットインせずに走りきる事を考えるとメリットが勝ると判断して使用してきました。
しかし今回は少しでも空力的に有利になることを狙ってウェアはワンピースを着用する事にしました。
中華ワンピースウェア
こんな感じのウェアです。このワンピースウェアは空力的には有利なのですが着脱が面倒で途中でトイレに行きたくなった時などに困りますが、今回はノンストップで最後まで走る予定なのでその点は問題ありません。
しかし、せっかく空力を考えてワンピースを着用しながら背中にハイドレーションバッグを背負っていては台無しです。
まだ暑さの残る中ボトル2本の水分補給で5時間走りきれるかは不安もありましたが、もし駄目ならピットインするということで、少しでもタイムを短縮することを目指し補給量は最小限にとどめハイドレーションバッグも使用しない事にしました。
という訳で今回の補給は
・ボトル2本(内容:マルトデキストリン60g+BCAA20g+塩2g)
・ウィダーinゼリー(エネルギータイプ)×2

カフェイン入りエネルギージェル×2
以上を持って走りました。
ネタバレですがw結果的にはこれで不足なく最後まで走りきることが出来ています。エンデューロレースも数をこなしてきたので補給量についてはだいたい計算できるようになってきましたね。

■スタートからレース前半戦
試走も終わりいよいよレース開始です。
レースは一周目は追い越し禁止のパレード走行でゆっくり走り二周めから本格的にレーススタートです。一周を走り終え二周めのホームストレートから皆一斉に猛烈にスピードを上げていきます。
コースはいきなり下り区間に突入しますので大混雑のまま60km/hほどのスピードで走ることとなり、はっきり言って怖いの一言です。
下手に突っ込むと落車に巻き込まれる危険がありそうだと判断し無理せず集団の後方に位置取り余裕を見ながら一周目の下りを走り、いよいよ鬼門の登り区間に突入します。
しかし、序盤で皆力が有り余っているのか登りに入っても物凄い勢いで飛ばし続けます。
「皆こんな速いペースで登るのか!?」
驚きながらもいきなり集団から脱落してはたまらないと私も必死でペダルを回します。
パワーメーター見ると500Wまであがる凄まじいペース。私の力ではそんなペースは長く続きませんので長い登りの途中で集団からズルズル後退していき登りが終わる頃には早くも集団から引き離される非常事態!
「できるだけ長く先頭集団で走りたいとか生意気考えてすみませんでした!!(号泣)」
幸いにして登り終わった後のストレート区間で混雑のため先が詰まってペースが緩みそれに乗じて辛うじて先頭集団に再合流を果たしましたがいきなりの集団からの脱落ですっかり意気消沈。
「これはシルバーどころかブロンズすら危ういのでは?」
と弱気になってしまいます。
それでも何とか先頭集団には残ったのでどこまで食らいつけるか不安を感じつつも頑張って集団内で走り続けます。
ペース的には一番速かったのはやはり最初の周回ですが、それ以降も速い速い。登り区間では毎回400Wオーバーで踏み込まないと付いていけないペースでそんな領域でトレーニングをしていない私は毎周着実に脚を削られていきます。
正確には覚えていませんがラップ表をみると多分14周目、登りの最中でついに力尽き先頭集団から無念の脱落です。
しかし自分で言うのはなんですが
「あのペースで14周もよく頑張った、俺」
さて、先頭集団から脱落した後ですが、脱落したメンバー達が集結し間もなく第2集団が形成されました。
こちらは先頭集団には勿論劣りますが中々速いペースで走り続けます。
楽なペースとはとても言えないながらも頑張れば何とかついて行けるペース。
苦手の登り区間ですが何度も走っているうちに徐々に
「ここまでは平坦区間で加速しておいてその勢いで駆け上がれる・・・」
「ここは2速までギアを落としてハイケイデンスで粘ればついて行ける・・・」

といった攻略方法が見えてきて第2集団のペースなら何とかなりそうです。
ここで精神的にも少し落ち着いて余裕が出てきたので補給を行ったりしながら快調に走行を続けます。
そうしてレースは22周回目。ここで100km組は最終周回となりますので残った力を振り絞りスパートを掛けます。
集団は一気にペースアップしますが私は200km組ですのでまだ折り返し地点。ここで力を使い切る訳には行きませんので集団を見送りややペースダウン。
22周終了の100km走行時のタイムはちょうど2時間30分でした。
ちなみに、これは100kmのゴールドフィニッシャータイムです。
100kmで参加してたらゴールド取れてましたな(苦笑)

■レース後半戦
さて、レースはいよいよ後半戦に突入します。
しかし、22周目でスパートした集団を見送ったためここから単独走となってしまいます。脚の合う集団を探すもどうにも見付からず一気にペースダウン。
一人で走ると今まで楽々走れていたホームストレートや下り区間もキツいキツい・・・
そして登りは何故今まであんなハイペースで走れていたか分からなくなるレベルでペースダウン。
これまで安定して6分台で周回できていたのにここで一気に7分台に落ち込んでしまいます。
「これはマズい!!」
と気持ちばかり焦りますが一人で足掻いてもペースは上がらず、何とかペースアップしようとすると快調に走っていた時にはあまり気にならなかった疲労が一気に押し寄せてきます。
「どうする?脚をゆるめて集団を待つか?でもその集団に乗れる保証は無いし・・・」
と迷いながら周回をしていると、チーム戦ゼッケンの選手に追い抜かれます。
「これはチャンスか?」と必死で追いかけ後ろに付くとかなり良いペースで走り続けておられ、共闘できればペースアップが図れそうです。暫く後ろに付いて休ませてもらった後、前に出てローテーションする意思を伝え共闘開始。
これで何とか安定したペースで走れる・・・そう思いホッと一息。その後数周ローテをしながら走り続けているとホームストレートで
「お陰でいいペースで走れました!」
と声を掛けられ、その方は交代のためピットレーンに消えて行かれました。
ああ、貴重なパートナーがががが・・・(泣)
その後はまたしても苦しい苦しい単独走。30周回を終えいよいよ疲労も厳しくこのままでは周回ペースが8分台まで落ちてしまいそうなくらいに落ち込んだところで
サポートライダー率いるシルバー完走ペースのトレインが来た~!!!
もはや単独走で7分台での走行は限界ギリギリでしたので
「乗るしか無い!この銀色列車に!!!」
単独走で脚を使っていたのでトレインに乗った当初はかなりペース的に辛かったものの、やはり集団の走り易さは段違い。平坦や下りではしっかり脚を休められますので7分台前半くらいのペースで走るシルバートレインなら何とか付いていけそうです。
残り周回は10周ほど。あとは集団内で最後まで走りきれれば計算上シルバーはイケるはず。
目標としていたシルバーフィニッシャーが現実的なものとして見えてきた為、あんなに疲れ切っていたのに再び気力が戻ってきました。
それでも相変わらず登り区間はキツく、300W以上出さないと登りの序盤は集団に付いていけません。脚はかなり削られているのでこの段階でこの出力はやはりキツい。
登り区間は必死になってペダリングし集団にしがみつき、頭の中でカウントダウンをしながら、あとたった9周・・・あと8周・・・(中略)
残り5周回のところで最後のエネルギーブーストとして切り札のカフェイン入りエネルギージェルを投入。
ここまで来たらシルバーはほぼ確実。疲れきった身体に鞭打ち残り周回は5…4…3…2…1
そしてファイナルラップ44周目
「この一周さえ走りきれればやっと楽になれる!」
最後の力を振り絞って集団内で走りきって歓喜のゴール!!!
こうして厳しく辛い200kmは終わりを告げました。
最終結果:44周200km 5時間15分6秒(シルバーフィニッシャー5時間30分以内完走)

■レース総括:シルバーの先に黄金は見えるか?
富士チャレ2017記念撮影
こうして富士チャレは目標としていたシルバーフィニッシャーを達成して無事完走することが出来ました。
苦しんだレースだっただけに目標を達成できたことを素直に嬉しく思います。
振り返ってみると、ただひたすら登りが辛かったの一言です。
真面目な話、試走を終えた時や1周目の登りで脱落しかけた時は目の前が真っ暗になるほどの絶望感でした。
それでも何とか200kmを目標タイム内で走りきれたのはレース前に行った小浜往復ライドの中でヒルクライムスランプを抜けるキッカケを掴んでいたのが大きかったと思います。
やって良かった小浜ライド。誘ってくださったO.H.C.仲間のまきちゃんと亀さんには感謝しないといけませんね。
そして、今回5時間15分で完走出来たことで次の目標が見えてきました。
5時間以内完走のゴールドフィニッシャーです。
今回100kmまでは何とか100km部門ゴールドのタイム2時間30分で走れていますが、その後大きくペースを落とし最終的には15分届かない結果となっています。
5時間のなかの15分というと大した時間じゃないように思われるかもしれませんが、実際は限界に近いギリギリのところで走ってのタイムですからここから15分も縮めるとなると、かなりの走力アップが必要になるでしょう。
それにやはり登りを苦手としたままではこのコースでは明らかに不利です。ここ最近はエンデューロ向けに持久力を重視したトレーニングをメインにやっていましたがヒルクライムの実走トレーニングもサボらずに続けないと駄目でしょうね。
まだ来年どうするかは決めていませんが、何時かは200km部門でのゴールドフィニッシャー獲得したいものですね。

さて、次のレース予定ですが秋の鈴鹿8時間エンデューロを予定しています。
まだ2ヶ月ほどありますのでしっかりトレーニングを積んで良い結果を目指したいと思っています。

最後に、今回のレースの走行データは以下のとおりです

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更新サボっていた間の出来事

ずっと更新サボってましたが私は元気です(挨拶)
気がつくと一ヶ月以上更新のないサイトに表示される広告が表示されるようになっている有様。
週末に友人邸に遊びに行ったら「ええかげん、更新しろや!」と怒られました。
誰が読んでいるかも分からないブログですがまたボチボチと更新していこうかと思ってます。

さて、前回更新から一ヶ月どうしていたかと言いますと、まずはお盆休みがあったわけですが、お盆休み初日は大台ケ原まで「千石屋 CA65+」のsenさんと勝負しに行きました。

senさんとは昨年の大台ケ原や今年の伊吹山など何時も僅差で競い合う好敵手で今年の大台ケ原でも勝負予定だったのですが私が他のレースに浮気したためレースでの対決はお流れに…
そのため、大台ケ原で試走するsenさんとこの日対決する流れとなったのです。
で、序盤の平坦区間は平坦得意の私が勢い良く飛び出したのですが、引き離す程の力はなく平坦区間の終わりまでピッタリ追走を許してしまいます。その先の激坂区間に入るとヒルクライム練習量の差が出てしまい、ジワジワと離されていきます。激坂区間中盤の長いストレートまでは辛うじて背中を捉えていたもののその先で完全に姿を見失い、その先は悲しい一人旅。ドライブウェイ区間で巻き返しを図るもsenさんはここも快調に飛ばしていたようで結局差は埋められず、この日の対決は5分!もの大差をつけられ完敗。
伊吹山に続き今回も焼肉を掛けての勝負でしたが、前回は私の勝利だったのに今回は、きっちりリベンジされ奢らされてしまいました(泣)それにしても5分差は酷い。
富士ヒル以降どうもヒルクライムは調子が上がりません。と言うか明らかに遅くなってる感じ。スランプだなぁ~

お盆休み後半は、トプローさん達と乗鞍に泊まり掛けで走りに行くぞ~と計画を立てていましたが
「雨で中止になりました」
前日、名古屋で宿泊までして翌朝いざ出発!と思ったら突然雨ですよ。もう泣きたい。
かくして名古屋まで行って何もせずに帰宅というガッカリ過ぎるお盆休み後半。
楽しく乗鞍を登ってスランプ脱出のキッカケをつかみたいなぁとか思ってたんですが残念無念。

お盆が明けたら、8/20は「高取城戦国ヒルクライム」に参戦。

どうにも調子があがらないまま久しぶりのヒルクライムレースとなったものの、やはりこれで良い結果が出るはずも無く、O.H.C.会長のヤス吉さんの後ろに張り付かせてもらってのゼーゼーハーハークライム。
ここ暫く忙しくてあまり乗れていなかったという会長相手に付いていくだけで息も絶え絶え。後半の斜度が上がったところでジワジワ離されていくも、終盤の斜度の緩むところで何とか追い付き、そして追い越してフィニッシュ!!僅差で勝ったったわ!と思ったらゴールの先で会長が休んでました(驚)
あれ?先程私が追い越したのは一体誰?高取城の亡霊か!?
会長の幻影の謎はさておき、完走タイムは平々凡々。やはり調子は今ひとつ。ヒルクライムスランプは続く…(泣)

8/27は、O.H.C.のまきちゃんと亀さんに誘われて京都から小浜まで往復ライド。

亀さんは大台ケ原HCに向けてダイエット走と仰っていたので久々に楽しくロングライド…と思っていたら、とんでもなかった。
往路から亀さんが飛ばす飛ばす。ピュアクライマーだったはずの亀さんがいつの間にか平坦力も身に付け登りは勿論、平坦も積極的に前を引いてかっ飛ばしていきます。
私はと言えば平坦は良いんですが登りになる度に置いて行かれてお待たせする情けない走り。
同行したまきちゃんは昨年末から今年前半は多忙であまり乗れておらず「今日はリハビリライド」と仰っていたのに登りではそのまきちゃんにも置いていかれる有様。ヒルクライムスランプは深刻です。
それでも、その分平坦は頑張ろうと往路の終盤と復路は積極的に前を引くようにして「一応役に立ってるアピールw」
往復180km近い道程なので終盤はかなり疲れていたはずなのですが、最後の栗尾峠、京見峠と続く連続の登りで何故か突然いい感じで足が回りだし実に久しぶりに気持ちのよいヒルクライム。まあ流石に疲れがあるのでタイム的にはショボいですが、まきちゃんにも「最後になって突然力の抜けた良いフォームで走り出したので驚いた」
と言ってもらえて気分は上々。ここ最近は
結果が出ない→焦って変に力が入ってしまいフォームが崩れる→ますますタイムが落ちる
という悪循環に陥っていたのでは無いかと。
何かこのライドで浮上のキッカケを掴んだような…今回の終盤の走りを再現できるようになればきっと…

9/2は翌週のレースに備え、ノンストップビワイチ(北湖のみ150km)を敢行!

長時間のエンデューロレースで重要となるL3以上のパワー域(私の場合200W以上)で走り続けることを意識して、信号以外では一切停止せず琵琶湖をひたすらに走り続けます。
得意の平坦はパワーメーターをこまめにチェックしつつパワーを落とさないように。
北部の登り区間は先週の小浜ライドで掴んだ走りを心がけ、力まず丁寧に…でもパワーはしっかり掛けて!
この日は涼しくなってきて走りやすかった事もあってか序盤から調子は上々。山間部もいい感じで走り抜け終盤の風車村辺りまで来ても大きくタレること無く平坦は40km前後の巡航速度をキープ。
白髭神社辺りで「あれ?このペースだと4時間半切りいけるんじゃね?」と気合も入り、疲れの出て来る最後の平坦区間も気合の疾走をつづけ4時間22分でゴール。平均速度34km/hとソロライドとしては自己ベストを更新。
平坦がメインのビワイチは私に向いているコースとは言えこれは我ながらなかなか良いペース。
涼しくなってやっと調子が上向いてきました。レース前に気持ち良い走りができて、いい感じです。


・・・と、まあこんな感じの一ヶ月を過ごしておりました。
昨年も夏場は調子を落としていたんですが、今年は富士ヒルが全然駄目だった精神的ショックを引きずっていたのか特にヒルクライムが全くと言ってよいレベルで登れなくなり、(書いてませんが)ヒルクライム走行会の「天狗一武道会」に積極的に参加してみるも調子は戻らず。
腑抜けた状態で高取城戦国HCに参加してしまって結果も振るわず…
まあ駄目駄目すぎて更新意欲も失せようというものです(苦笑)

それでも「乗っていれば大丈夫」の言葉を信じてトレーニングは続けておりまして、その甲斐あってか8月末頃になってやっと調子も戻ってきました。

さて、友人からも
「本命レース、本命レースって引っ張りすぎだろ!あげく更新停止って舐めとんのか!?」
と怒られた次のレースですが
「富士チャレンジ200」
でした。
もう結果は出ておりますが、次回更新でレポートしたいと思います。

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だらだら一週間からのトレーニング再始動

先週末の岡山エンデューロ終了以来、ちょっと気が抜けてしまって一週間ほどダラダラとした日々を過ごしておりました。

いやもう何だか肉体的には勿論のこと、精神的にも疲労が蓄積している感じで
「もうトレーニングなんてやりたくねぇ~!」
って感じですよ。
岡山に向けては富士ヒル終わってからずっと週に一度のSST(Long)を取り入れてましたからね。2時間でTSS160とかかなり過酷なローラー台トレーニングでしたから今思えばよくもまああんな事を一ヶ月以上も続けられたもんです。

SST(Long)については何度かここでも書きましたが強度的にはまあ所詮はSST。
それ程キツイわけではありません。常識的な時間内であればですが。
SST(Long)は30+30+40の100分間、5分おきにSST上限から下限を繰り返すインターバルで、さすがに100分続けると最後は本当にグッタリな訳ですよ。
初めてこのトレーニングをやった時は心底キツいと思ったものの
「これだけキツいトレーニングを続けていけば必ず強くなれるに違いない」
と思って岡山EDまで週に一度取り入れることを決意した訳なのですが、何回繰り返しても毎回キツいままで成長を実感することが出来ず、
「SST強度を長時間続けたからと言って大した意味は無いのでは無いだろうか?SST強度でのトレーニングは一般的な20分×2で十分なのでは?」
「それよりもL4以上の強度でのインターバルの日を増やしてスプリント力を上げたほうがエンデューロレースでも効果的ではないだろうか?」

等と不安になり気持ちがブレてしまいそうになるわけです。
キツいトレーニングでも毎回確実に効果が表れてくれればそれを励みに頑張れる気がするのですがキツい割に特に成長を実感出来ないのはなかなか辛いことです。
これを取り入れてからも夜間練習会の「天狗一武道会」にも参加していましたが、毎回安定の最下位で自己ベストタイムも更新できず伸び悩み・・・(泣)(調子の良い時のタイムを安定して出せるようにはなってきたのですが)

こんなキツいだけのトレーニングもう止めたろうかしらん・・・と思いつつも、流石に一ヶ月程度で挫折しては情けなさ過ぎると思い、とにかく岡山までは頑張って続けてみようと頑張ってみた結果、岡山ではなんと3位表彰台。
SST強度なので一発の速さは身に付きはしなかったと思いますが、8時間走り続けるための体力は鍛えられていたんでしょうね。悩み迷いながらも続けてよかったという思いは勿論ありますが、それと同時に
「このトレーニングで結果出たってことは、これ続けていかないと駄目ってこと?」
と思ってしまった訳ですよ。
そう思うともう嫌で嫌でたまらない(笑)
SST(Long)をやる日は朝から憂鬱で精神的ストレスもでかい。

かくして、先週はエンデューロレースのダメージからの回復と称してダラダラと自堕落な日々を過ごしていたわけです。

ですが土曜日に「流石にこんな日々を過ごしていてはダメになる!」
とZwift 100kmライドイベントに参加。

ローラー台170805
「レースじゃないから100kmでもそこまでキツくは無いだろう」と思ったらライドリーダーが特定区間になると妙に頑張ってしまい集団内で走るのがかなり辛い!
普段は200W前後のペースで走っているのに、コース唯一の登り区間になると260Wでも千切られるほどのペースですっ飛ばし、ハイペースで力尽きかけたその先の平坦も220~230Wくらいのペースで飛ばし続けるので終盤になると付いていくだけでもう必死。
結局100km完走まで2時間半ほど走り続けてAvg.205W、TSS158。キツい・・・

日曜日はダメージが抜けきらずにサボり。本当は軽く回復走に外に出ようかと思ったけどそこまでの気力が出てこなかった・・・

月曜日は日曜にサボった分を取り戻さねばと台風の中、またもZwift。

ローラー台170807
日曜日にサボった分を取り戻さねばと久々にSST(Long)でTSS160。なんだかんだ言いつつ結局やってしまう訳ですよ(笑)
しかし、やっぱこれは心底キツい。何度やっても慣れることがないわ・・・(泣)
終わった後は体力気力ごっそり削られるので何時までも続けるのは無理がある気がするけど取り敢えずあと少し、次の本命レースまでは頑張って続けてみようかと・・・

こんな感じでレース後はサボったり頑張ったりな日々を過ごしております。
正直レースが終わって一回気持ちが切れてしまったので再始動はまでが中々気が重かったですね。
とは言え、次のレースの高取城・戦国ヒルクライムまで残り期間はあと少しですし、その先には本命レースも控えています。
そろそろ気合い入れ直して、また今週からはちゃんとしたペースでトレーニングを続けていきたいところです。
まあ無理しない程度に頑張っていきましょ!

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ロードバイクにハイドレーションバッグはどうなのか?という話

コメント欄でロードバイクでハイドレーションシステムを使う際のアドバイスを求められましたので簡単にまとめてみようかと思います。
と言っても私はレースメインでの使用ですのでそれ以外の用途ではあまり参考にならないかもしれませんが・・・



まずは、メリットとデメリットをまとめてみます。

メリット
・両手でハンドルを握りながら飲むことが可能
レースにおけるハイドレーションシステム最大のメリットはこれだと思ってます。
レースの最中にボトルをケージから外して片手運転で飲みながら走ってまたケージに戻す。
簡単なことだと思う人が多いでしょうけれど私はこれが本当に苦手なんです。ですからハイドレーションシステムはこの為に導入したと言えます。
ただレース以外だと信号待ちのタイミングで飲めますし走りながら飲むのが苦手なら足付きして飲めば良いわけですからこの点はあまりメリットにはなりませんね。
・フレームにつけられるボトルは2本までなのでそれ以上に搭載したい時に有用
私の場合、先日の岡山のように8時間も走るとなるとフレームに取り付けられる2本のボトルだけでは水分もエネルギーも足りません。
ですから水分補給のメインとしてハイドレーションシステムを使っています。
レース以外でもロングライドで山道など途中で水分の補給が期待できないコースを走る場合はボトルだけでは水分が不足することがあるかと思いますのでそういった際の補給用として有用だと思います。まあかなりの長距離コースでなければ多くの場合山頂には自販機が置いてあるのでボトル2本あれば事足りるとは思いますけどね。
そう言えばサドルの後ろにボトルケージのマウンタを取り付けて更に2本ほどボトルを追加装着して走る方もおられますね。試したことはないのですが、あれは走りながらの取り外し&再装着は難しそうですけど、どうなんでしょうね?

デメリット
・バッグを背負うので背中が蒸れる
ロードバイクを乗る人はロングライド時でも案外バッグを背負っていない人が多いですよね。特に夏場などは背中が蒸れるのが嫌だという人が多いみたいです。
ハイドレーションバッグも勿論背中が蒸れますので嫌な人には耐え難いかもしれません。
・水以外の収納力は低い
レース用途で使う場合は水が入ればそれで問題ないのですがロングライドの補給用として使うとなると、その収納力の低さがちょっと気になるところです。ハイドレーションバッグは水を入れるとそれ以外はちょっとした小物くらいしか収納できません。
ロングライドでは換えのチューブやちょっとした修理工具、補給食など色々持ち運びたい物があると思いますが、せっかくバッグを背負っているのにそれら荷物を殆ど収納できないのは残念なことです。
・レースで使う場合恐らく空力的に不利になる
速度の出るサーキットでのレースなどでは、ほんの少しでも空力的に有利にするために、ピチピチのウェアを着たり、更にワンピースのウェアにしてみたり、涼しさを犠牲にしてでも空気穴の少ないヘルメットを被ったりと工夫をしている方が少なくありません。
それなのに背中にバッグを背負えば空力的には台無しですね。
・重みで肩や腰に負担がかかるかも?
ハイドレーションシステムを使う場合、恐らく水を1.5~2Lほど入れることになると思いますが、その場合重量は1.5~2kgとそこそこ重くなります。それを長時間肩に背負い続けると肩や腰に負担がかかるかもしれません。まあ私の場合はその程度の重量なら全然平気なんですが(笑)気になる人はその点で駄目かもしれません。試しに2kgほど荷物を入れたバックパックを背負ってある程度走ってみると感覚がつかめるかもしれませんね。


メリットとデメリットはこんなところでしょうか?
ここまで書いておいてなんですが正直なところ、ボトルだけで何も困っていない人には全く不要だと思います。
私が使っているからと言って「レースにお勧め!」と主張するつもりもありません。ですが
「レース中にボトルで補給するのがどうしても苦手」
「ボトル2本では補給水が足りなかった経験があるので更に持ち運べるようにしたい」
という場合には選択肢として考えてみる価値はあるかと思います。


■ハイドレーションシステムを使う上でのちょっとした工夫
レースでハイドレーションシステムを使う場合、ホースの付け外しがちょっと面倒に感じることがあるかもしれません。
バッグにホースの固定用のストラップは付いているのですが、安全のためか簡単に外れないようになっていますので、走行中に外したり戻したりするのは意外と難しかったりします。焦ると中々ハマらないんですよね(苦笑)
そこで、これです。ダイソーで売っている「100均の超強力ネオジム磁石」
ネオジム磁石170803
これをホース先の飲みくちと、バッグの肩紐両方に取り付けます。私は自己融着テープでぐるぐる巻きにして取り付けました。
これでホースを固定すると走行中は強力なネオジム磁石の力で外れることはありませんし、飲む時には軽く引っ張れば簡単に外せます。これは便利!
ダイソーの場合4個入りと8個入りタイプが売っていますが8個入りだとちょっと磁力が足りませんので4個入りがお薦めです。
岡山のエンデューロレースで何度かご一緒させていただき顔馴染みになった、みっちょさんに教えていただいたアイデアです。
この方法を取り入れてからハイドレーションシステムの使い勝手が向上しました。みっちょさん有難うございます。

という訳で、主にレース用途でのハイドレーションシステムの紹介でした。
参考になれば幸いです。

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大苦闘!トラブル続きの岡山ミッドナイトエンデューロ

先週末の7/29(土)は岡山国際サーキットで、岡山ミッドナイトエンデューロ8時間ソロ部門に出場しました。

何時もならレース参加前にはレースに向けたトレーニングのまとめとレースへの意気込みをブログにアップしているのですが、今回は何も書くことなく更新が途切れておりました。

実は先週の日曜日に友人邸に泊まり掛けで遊びに行った際に冷房の直下で眠ってしまい、それ以来、夏風邪をひいたのか下痢に悩まされ続け満足なトレーニングが出来ない状態に陥っていました。
レースに向けて調子を上げねばと無理にローラーを回してみるもお腹に来てしまって途中でトイレに駆け込む有様(苦笑)

ブログも一応下書きは出来ていたんですが「お腹調子悪いわ~」「こりゃレースアカンわ~」とレース前なのにひたすら駄目だった際の言い訳&泣き言三昧の内容になってしまい、こんなのアップするのは流石にみっともなさすぎるとボツにしました。
かと言って前向きに「レース入賞目指して頑張ります!」とか言える状態でも無かったので結局テンション上がらぬままブログ更新はお休みさせていただきました。もし期待していた人がいたら申し訳ないです。

■レースに向けた準備
さて、岡山ミッドナイトエンデューロですが参戦は2回目となります。
昨年も参加したのですが、4時間を超えるエンデューロレース初体験だったこともあり、途中で体力が尽き、まさかのレース中に寝落ちという大失態。
夜間レースなだけに生活サイクルとズレてしまうこともあり兎に角難しいレースだったという印象が強いです。
今回は体調的にも不安がありましたし、昨年のような失態を犯さない為にもレースに向けて前日に会社に有給をいただき、金曜日中にすべての準備を整えておき、金曜日の夜は就寝時間を遅らせてその分、土曜日の昼まで10時間ほどぐっすり休みました。
この判断は大正解だったと思います。ミッドナイトエンデューロの秘訣は可能な限りしっかり睡眠をとっておくことですね。

■レース当日
さてレース当日ですが、前日に10時間たっぷり睡眠を取ったのが良かったのかずっと不調続きだった体調も明らかに復調傾向。
完全に復活したと言えるかどうかは走ってみなければ分かりませんがレースに向けて光明が見えてきました。
これならレースもイケるに違いないと言い聞かせ、出発前にカーボローディングと称してパンを腹いっぱい詰め込んでいざ出発です!
しかし岡山に向かう最中の高速道路で雨が降り出します。雨雲レーダーで確認すると一時的な通り雨の様にみえたのでレース開始時には問題ないかな?と思っていたのですが、サーキットに近づくに連れて雨足はますます強まり、サーキット入り直前に洒落にならないレベルの激しいゲリラ豪雨に見舞われます。サーキット到着時にはそこら中に水溜りのできる完全なウェットコンディションとなってしまいレース向けて不安が募ります。


到着から暫くすると雨はあがったのですが、試走時間になるとまた降り出して何とも不安定な天気。
天気予報では晴れでカーボンホイールしか持ってきていませんでしたのでウェットコンディションでのブレーキの効きが不安なところ。
試走終了後も雨は降ったり止んだりを繰り返し、集合時間にまた雨が降りはじめ、どうやら濡れた路面でのレーススタートとなることは避けられない模様です。
ウェットコンディションでのレースは落車がつきものですから慎重に走らねばなりませんが、経験上ウェットだとペースは抑え気味になるので、体調に不安を抱えつつ8時間走る私にとっては有り難い展開になるかもしれません。
そんな風に期待と不安を抱えつついよいよレース開始時刻を迎えます。

■レーススタート!しかしいきなり大トラブル!!
濡れた路面の中、いよいよレースはスタートします。多くのレースでは最初の混乱を避けるため追い越し禁止のパレード走行を設けているのですが、ミッドナイトエンデューロはその時間が僅か10秒。つまりスタート直後から心拍を上げる余裕もないまま本格的にレース開始となるわけです。
そして「ウェット路面だから最初は皆様子見でスローペースの展開になるのでは?」
との私の予想に反して一部の選手がいきなり全開と思われる凄いペースで飛ばし始め、遅れじと上位を目指す選手はペースを合わせてかっ飛んでいきます。
「開始直後からこのペースかよ!これ付いていけるのか?」
長いエンデューロレースで先頭集団に残り続けることは、入賞を目指すなら必須条件。
同じパワーを出していても快速の先頭集団内にいるといないとでは周回ペースはまるで違ってくるからです。
最初のペースは明らかにオーバーペースではありましたが、
「こんなペースで集団が走り続けられるはずがない。必ず落ち着くはず。そこまで何としても喰らいつかねば!」
必死で先頭集団に乗りながら最速区間のバックストレートを50km/hペースで駆け抜け、その勢いのまま下りコーナーに差し掛かります。
しかしここでとんでもないアクシデント発生!
私のバイクがいきなり異音を立てながら急失速してしまったのです。50km/hで走っている最中なので投げ出されずに済んだのは奇跡としか言いようがありません。
パニック状態になりながらそれでも何とかコース外に退避して確認したところ、補給食を入れるためのフロントバッグが外れてフロントホイールに食い込んでしまっています。
何とか外そうとするもガッチリ食い込んで中々外れず焦っている間に続々と後続の選手たちに抜かれていきます。
何とかバッグを外すことに成功するも入れてあった補給食は全て落としてしまっていました。
つまりこれから8時間走るのに所持しているドリンク以外一切補給せずに走らなければならない訳です。
それに50km/hものスピードで飛ばしている最中にホイールにバッグを挟み込んだのでスポークが歪んでしまっている可能性が高く走り続けられるかさえ不明です。

再スタートしたところで、すでに先頭集団は遥か彼方で周回遅れは確定。補給食も全て失った。そもそも今回はスタート前から体調に不安があった。仕方ない。今回は自分のレースではなかった。それだけのことだ。
「・・・もうゴールしてもいいよね」(挿入歌「青空」)
コース脇で立ち止まっていたので係員の方が心配して様子を見に来て下さり、トレブルを伝えたところ、リタイアするか確認されたので
「いえ怪我とは一切ないのでとりあえず自走でピットまで走ります」
と答え、ホイールやブレーキにトラブルがないかを確認しつつ低速走行者向けの左端でゆっくりと走行を再開します。
幸いにして車体へのダメージはほぼ無かった模様で走ってみての違和感は皆無でした。とは言えこの段階ではピットに戻ったらレースを辞めるつもりでいました。
しかし、走っているうちに
「今回のレースに向けて厳しいトレーニングメニューを組んで頑張ってきた。それなのにこんなにも早く諦めたくない」
「とにかく補給食無しで持つところまでは全力で走ってみよう!」
こうしてアクシデントのショックから何とか立ち直りレースを再開させました。
いきなりのトラブルで絶望的展開から始まったこのレース一体どうなる!?

■今回の補給プラン(予定と現実)
ここで話を変えて今回の補給プランです。
メインとなるのは何時ものハイドレーションバッグです。

こういう奴ですね。これにマルトデキストリンをたっぷり120gぶち込み、さらにBCAA、食塩、クエン酸も加えて水を1.5Lほど入れます。
毎回書いてますが何でボトルじゃなくてハイドレーションシステムを使うのか?というと片手運転をしないで済むのが大きいです。これだとドリンク飲みながらでもちょっとしたスプリントも出来ますしね。恥ずかしながら片手運転苦手なんですよ。
さらに、これだけでは水分が足りなくなるのは必至ですのでボトルも一本持っていきます。こちらも中身は一緒です。(水量が半分なので内容物も半分ですが)
そして、これだけでは8時間走りきるには心許ないので
・ウィダーインゼリーのエネルギータイプ2つ
・チームスカイも使っているというSISのカフェイン+電解質入りエネルギージェル3本
商品リンク
これでノンストップで8時間走りきる予定でした。ピットインのロスを避けつつ、出来る限り重量を増やさないよう何とか最後まで走りきれるギリギリの量をと考えた結果がこれでした。
特にSISのエネルギージェルは今回初導入の秘密兵器(笑)
エネルギーだけでなくカフェインと電解質が含まれているのでレースの終盤に力尽きかけた時に大きな力になってくれる予定でした。
全部落としたけどな!
この中で、嵩張るのでフロントバッグに入り切らずバックポケットに入れてあったウィダーインゼリーの1つだけが無事でそれ以外は全部落としてしまったので、ハイドレーションシステムとボトル一本、ウィダーインゼリー1つだけで8時間走らねばならない事態となってしまいます。
勿論ピットインして自販機でスポーツドリンクでも買えば十分補給になりますがそのタイムロスは出来れば避けたいところ。
残った補給食だけで果たしてどこまで走りきれる!?

■序盤戦:孤独なロンリーバトル・・・と言うか大名行列?
さて、レースに話を戻します。
どうやらバイクのダメージはなさそうなので気合を入れ直してレース再開です。
何時もなら先頭集団で走っている時間ですが先頭集団は遥か彼方。足の合う人を探そうにもこの時間帯で先頭集団に乗れていない人とトレインを組むのは残念ながらペースが合わず無理があります。
「ここで全力で走ったところで単独走で先頭集団に追いつけるはずもないし現実的に考えて周回遅れにされるのを待って再乗車するのが結果として一番速いはず。それまでは足を温存すべきか・・・」
しかし、私が脱落するまでの先頭集団は正直付いていくだけでギリギリの超ハイペースでした。あのペースのまま走り続けているとは考えにくいですが、トラブルで気持ちが切れかけてしまった今の自分が再度先頭集団に乗って走れるかは自信がありません。
のんびりと周回遅れにされるのを待って、それで先頭集団に乗りこそなったらそれこそ入賞争いなど絶望的です。
そう、実はここに来てまだ入賞を諦めてなかったのです(笑)
という訳で、ここからの方針は
・周回遅れにされるまで手を抜かず頑張って走る
・ただし全力を出し切ってトレイン再乗車の余力が無くなっては不味いので出しきらない程度に頑張るw
という訳で、そこそこ気合を入れて2周目からも頑張って走ります。
こちらのラップクリップで周回ペースが確認出来ますが完全に単独走となる2周目以降も安定して5分台というかなり良いペースで走り続けています。

走りながら先頭集団から脱落した選手をどんどん飲み込んで気がつくと後ろに一大集団を形成していましたが、先頭集団に追い付かれるまでなら自分のペースで走り続けたほうが恐らく速いと判断し、交代要求はせずにそのまま走り続けます。集団を引き連れて先頭を走り続けるのはちょっと気持ちいいかも(笑)
そんな感じで一時間ほど走っていると待望の先頭集団が迫ってきました。
私のレースはここからが勝負!復活をかけて先頭トレインに再搭乗です。

■続・前半戦:ウェットコンディション下を先頭集団で走り抜け!
先頭集団は私を1時間で周回遅れにするだけあって今までのペースより明らかに速いのですが、序盤の超ハイペースではなく十分ついていけるペースでの走行になっていました。
正直単独で走っていた時より集団内の方が楽なくらいです。
「これならアクシデント無ければずっと先頭集団で走り続けられたかも」
と悔しく思いますが今更どうにもなりません。
時々先頭集団からアタックを掛けて抜けていく選手が出ますが、余力十分のチーム戦の選手なので無理に追いかけず見送ります。やや楽になったとは言え8時間走り続けなければならないので無理は出来ません。
そんな感じでややレース展開が落ち着いた頃、高速コーナーであるアトウッドカーブで落車発生!
あそこは50km/h以上でるバックストレートからそのまま突入する下りカーブで、ドライコンディションでも曲がり切れずにコースアウトする人が出る難しいコーナーなのですが、コーナーの立ち上がり直後が登りとなるため、重要な勝負ポイントでもあるのです。
ウェットコンディションですから安全のためには速度を十分に落として走りたいところですがそんなことをしていては立ち上がり速度で大差を付けられて集団からの脱落は必至。
どこまで減速を我慢するか難しい判断が求められます。
先頭集団に残り続けている選手ならそんな事は十分承知なのですが何時間も走り続けていると疲労から徐々に集中力が落ちていき、とっさの判断を誤ってしまうことがあります。
運悪く落車は私の少し前で発生。コーナー右端で発生したのでとっさに左に躱しますが避け切れなかった選手が巻き込まれて連鎖落車!落車の波が左に広がります。
ヤバい!ぶつかる!と思ったところでギリギリの回避。集団走行は落車の連鎖があるから怖いです。
この後、後半戦で同じ箇所でもう一度落車に巻き込まれかけましたし、何回か落車してコース外でレスキュー待ちの選手を見かけました。レース中も中途半端に降ったり止んだりが続き、セミウェットの中途半端なコンディションだったのでイケると判断して限界を超えてしまう選手が多かったのでしょうね。ウェットのレースは難しいです。

さて、落車というトラブルはあったもののその後レースの方は比較的安定したペースで進み4時間組が走り終える直前まで先頭集団に乗ったまま走りきることが出来ました。
最後の2周ほどは4時間組が残った力を振り絞ってラストスパートに入り集団は崩壊。8時間組の私は彼らには付いていけるはずもないので見送って前半戦は終了しました。

■後半戦:疲労とエネルギー切れとの戦い
さて、4時間組がゴールを迎えいよいよレースは後半戦に突入です。
4時間走り終わったところで集団は崩壊しているので再びペースの合う人と組みたいところですが、4時間先頭集団で走り続けたので疲労は着実に積み重なり、疲労が一気に押し寄せてきます。
集団内で走っているうちは集団に追い縋るために集中力を保てるのですが単独走となるとその気になるといくらでもペースを落とせてしまうので気力の維持とペース配分が一気に難しくなります。
補給食を落としたため、当初の予定よりも補給のペースを落としていたこともあり何時ものレースよりも疲労感が強く自分でも走行ペースが落ちてしまっていることが分かりますが中々力が入りません。
途中で何度か同じ8時間ソロの選手に追い抜かれてしまい
「序盤にいきなり周回遅れになってるしここでまた抜かれてしまってもう入賞は難しいんじゃないだろうか?」
と不安が頭をよぎりますが、決して突出した速さは無くても諦めずに走り続けて何とか入賞圏内に転がり込むのが何時もの私のスタイル。今回も最後まで粘り抜こう!と誓い我慢の走行を続けます。
そうして走っていると徐々に足の合う人で合流が始まりチーム戦、ソロ戦と入り混じった混成トレインが結成されます。
この時間帯ともなると中々選手間の足並みも揃わず、ペースを上げたいチーム戦の選手が飛び出したり力尽きたソロ戦の選手が脱落したりとトレインは離散集結を繰り返しながら、それでもそれなりのペースを保ちながら走り続けます。
これまでの長時間エンデューロでは終盤はなかなかトレインを組めず単独走となることが多かったのですが、今回は終盤でもトレイン走行できる時間が長かったのはエネルギー補給に不安を抱える私には有り難い展開でした。

それでもやはり本来の補給予定とはかけ離れた補給ペースだっただけに終盤はいよいよエネルギー不足を感じ始めます。
ただ一つ残された補給食のウィダーインゼリーはすでに消費し、ハイドレーションシステムの1.5Lの補給水は節約しながら飲んでいましたが5時間後に飲み尽くし、最後の拠り所のボトル一本の補給水をチビチビ飲みながら何とか凌ぎますが残り2時間くらいで集中力の維持が難しくなってきます。
路面が乾ききっていないのにコーナーの立ち上がりで車体が安定する前から全力で踏み込んでしまい後輪を完全に滑らせて
「ああ、俺のレースが終わった!」
と落車を覚悟したところでギリギリのところで奇跡的に立て直しに成功するというアクシデントがあったのも確かこの位の時間だったと思います。

この後、徐々に人数を減らし崩壊しかけたトレインにチームKARASUの方(名前は伏せたほうが良いのかな?)が合流。
チームKARASUの方々とは岡山や鈴鹿で何度も顔を合わせ近い順位を走ることも多いので、すっかり顔馴染みになっているのですが、大変有り難く、そして申し訳ないことに、合流後先頭に立たれるとその後交代を要求すること無くトレインを牽引して下さったのです。
すでに補給をほぼ使い尽くしハンガーノック寸前のヘトヘト状態だった私は付いていくだけで精一杯でマナー違反とは思いつつもツキイチ状態。そして気がつくと後ろに力尽きかけたソロ戦選手が連なり再度トレインが構築され、KARASUの方の漢引きトレインが岡山ミッドナイトエンデューロの最終盤の局面を駆け抜けます。
残り30分くらいでいよいよハンガーノックのタイムリミットの合図の頭痛が始まり最後まで保つか不安に思いながらも何とかトレインに縋り続けフラフラになりながらも何とか最後まで走りきってゴール!!
最後はもう順位云々よりも無事に最後まで走りきった安堵感でいっぱいでした。

■レース終了そして・・・
レースを走り終わった後はもうフラフラでしたのでピットに戻るとレース完走後の補給食として用意しておいたカステラを貪り食い、私認定の世界一美味い岡山サーキットペプシコーラ(一年ぶり2回目)を一気に飲み干します。
ピットに戻る途中でKARASUのメンバーの方々と顔を合わせましたので、挨拶とレースの終盤にとてもお世話になったお礼を伝えたところ
「良いトレーニングになりましたので気にしないで下さい」
と男気溢れる有り難いお言葉をいただきました。秋の鈴鹿にもまた参加されるということでしたので今度は同じトレインに乗ったら必ず引かせて頂きますと約束。
それから談笑しながらレースの結果を聞かれたので「序盤にアクシデントがあったのでどの位置にいるかさっぱり分からない」と話すと携帯の結果速報LAPCLIPサイトで確認してくださり、その結果

3位入賞であることが判明しました。
やりました!エンデューロレース初の表彰台をゲットです!

前半にいきなり出遅れ、後半には何度か8時間ソロの選手に抜かれる展開もあったので正直入賞できるかどうかも危ういと思っていただけにこれは嬉しい誤算でした。

詳細はLAPCLIPで確認出来ますが前半の4時間、周回遅れにされて再合流した後、ほぼ最後まで先頭集団で走り続けた結果毎周少しずつ順位を上げて4時間終了時になんと3位に浮上していたんですね。
そして後半の4時間はピットインをせずに走りきったこともあり3位を一度も譲ること無く最後まで走りきっています。
ちなみにトラブル無かったら更に上が目指せたのでは?と思われた方もおられるかもしれませんが、上の二人は正直言って次元が違いました。一位の方とは実に4周差。2位の方も3周差。ノントラブルであったとしてもとても追い付ける差ではありませんので更に上を目指すにはこれからもまだまだ精進あるのみですね。

■レース総括
岡山ミッドナイトエンデューロ170729
今回は本当に苦しいレースでした。スタート直後いきなりのトラブルで心折れかけつつも何とか気持ちを繋ぎ止めて走りきった前半戦。
エネルギー不足に苦しみながらもKARASUの方に引いてもらいながら何とか走りきった後半戦。
ウェット路面による落車トラブルに巻き込まれかけたり、スリップで落車寸前に陥った事もありました。
今回ばかりは本当に途中で何度ももう駄目だと思いかけました。
それでも最後まで諦めずに走りきった結果、エンデューロレースで初めての表彰台に立つことが出来ました。

エンデューロレースも4時間を超える長時間となると単純な速さだけではなく苦しくても最後まで諦めずに走りきる強い気持ちが求められます。
今回トラブルが有りながらも結果を出すことが出来たのはその一点において勝っていたからだったと思っています。

エンデューロレースに初めて参加してから約1年半。「いつかはエンデューロレースで表彰台」を目標に頑張ってきましたが今回ついにその目標を達成することが出来ました。今までのトレーニングが報われ本当に嬉しく思います。
とは言えここがゴールではありません。
近いうちに報告できるかと思いますが実は既に次の目標は設定済みですので、今回の結果に慢心すること無く、また心機一転トレーニングに励み、次の目標目指して邁進していきたいと思います。

でもまあ数日はのんびりするよ~

そんな今回のレース内容は以下のとおりです。


8時間エンデューロお疲れ~と思っていただけたらクリック宜しくです。
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