チューブレス対応ホイールの手組みに挑戦して大苦戦する話:その4「決戦用高級チューブレスタイヤの大き過ぎる罠!!」

前回、振れ取りなどの調整を無事に終えて、ひとまず手組みホイール製作作業は終了です。
今回は、ホイール製作ではありませんが、チューブレスホイールを組むというテーマでしたのでその後のチューブレスタイヤ取り付けトラブルについて触れてみます。

とりあえず前回までのリンクです。
チューブレス対応ホイールの手組みに挑戦して大苦戦する話
その1「アウターホール無しリムは辛いよ」
その2「振れ取りは順番を守って慎重に!」
その3「慎重作業で振れ取りは万全!」

■選んだタイヤは決戦仕様!
さて、完成したホイールに装着するタイヤについてです。
チューブレスにこだわって組んだホイールですから当然ながらチューブレスタイヤを選びます。
今回、リムホールの無い気密性の高いホイールになったはずですので、カーボンホイールとしては珍しく正式なチューブレスタイヤが選べます。
と言うのも、市販されているチューブレス対応のカーボンホイールは、その殆どがリムホールをチューブレス対応用テープで塞いで、さらにシーラントを入れて気密性を確保して使用する所謂「チューブレスレディ」ホイールなのです。
それに対して、私の現在使用しているレーゼロ2WayFitや今回組んだホイールのようにリムホールを廃してチューブレスに完全対応したホイールは、チューブレス対応タイヤならシーラントを入れること無く運用が可能です。(チューブレスレディ用タイヤはシーラントを入れないと駄目です)

そんな訳で私が選んだタイヤは「VittoriaのCORSA SPEED TLR」です!
え~っと、チューブレスレディタイヤです。
何でだよ!!!!
わざわざ苦労してアウターホールの無い完全チューブレス対応ホイール組み上げておいて何でシーラント入れないと使えないチューブレスレディタイヤ選ぶんだよ!?

ととりあえず自分で突っ込んでおいてから解説です。

CORSA SPEEDはVittoria曰く、転がり抵抗の極めて低い「世界最速のタイムトライアル向けタイヤ」だそうです。
そんなのメーカーの主張で他のメーカーもハイエンド製品では同じような事主張してるのでは?
と思われるかもしれませんが、コイツはマジっぽいですぜ。
bicyclerollingresistance.com で他のタイヤと比較テストした結果がこちらです。
第三者の調査結果でもコレです。凄まじいです。飛び抜けてます。
ただしその分薄くて消耗も早く、耐パンクはシーラント任せというまさに決戦用タイヤ。
う~ん、普段使いする気に全くならないロマン仕様なタイヤですね。
私の場合普段使いにはレーゼロがありますので今回のホイールは平坦決戦用と位置付けています。となれば、耐久性に欠けても全く問題ありません。
折角の完全チューブレス対応ホイールですがそれでもあえてCORSA SPEEDで勝負です!

■しかしCORSA SPEEDは癖がありすぎた
そんな訳でタイヤはCORSA SPEEDと決定しました。
これを早速組み上がったばかりのホイールに装着します。
チューブレスタイヤは取り付け作業が少々面倒なのが欠点です。
詳しく語るには難しすぎますので、こちらのリンク先を参照して下さい。
要するに
・硬くてちょっと嵌めにくい
・空気が漏れないようにリムにビードを嵌め込む必要があるが(ビード上げと言います)この作業が難しい
・装着に失敗すると隙間から空気が漏れる
と言った問題があるわけです。
しかし私は既にレーゼロでチューブレスタイヤの使用経験がありますから恐れることはありません。
何時もの様にタイヤ取り付けを行うだけです。

まずは、食器用洗剤を薄めた液体をリムとタイヤのビードに塗布してタイヤをリムに入れます。
・・・ちょっと今まで使ったタイヤより硬めで素手だけでは最後が入りませんでしたが、上記リンク先でも使用しているIRCのチューブレス対応タイヤレバーがあれば問題ありません。無事にタイヤはリムに収まりました。
続いてはビード上げです。高圧の空気を送り込んでリム底にあるビードを一気にリムに取り付けます。
さあ、渾身のポンピングで一気に空気を送り込んで・・・
「シュワーッ!!」
ものすごい勢いで空気が抜けていく!!
そしてビードは・・・上がらない・・・(号泣)
何故?今までのタイヤはこれで「バキン、バキン!!」と音を立ててビードが上がってくれたのに!!
このタイヤ硬いからなのか精度が出ていないからなのか必死で勢い良く空気を送り込んでもちっともビードが上がってくれません。
前輪で何度かトライして失敗を繰り返した後
「もしかしたらリムかタイヤどちらかに問題があるのかもしれない」
と思い、後輪の装着にトライしてみました。
が、こちらも駄目!!ビードはさっぱり上がりません。
何度かの挑戦の後、ビード上げを諦め絶望的な気分で部屋に戻りネットで情報収集です。
ネットで得た情報によると「CORSA SPEED TLR」というタイヤは性能以外の部分で問題の多いタイヤのようです。
・シーラント無しだと空気が抜けまくって全く使い物にならない
・装着時に空気が抜けて安定させるのが難しい
使えるようになればその性能は折り紙付きながらそこまでの苦労が半端ないみたいです。
何にせよまずはビード上げを成功させなければ話になりません。
ネットで検索すると同じようにチューブレスタイヤでビード上げで苦戦している方は少なくないようで、そういった場合、エアーコンプレッサーを使って普通のポンプでは無理な高圧の空気を一気に送り込むと良いみたいです。
しかし、その装置は1万円ほどしますし、それで成功する保証もありません。(考えたくないですがもしもエア漏れが防げないほど精度の出てないリムだったらどうにもならないですし)
とりあえずショップに持ち込んでビード上げを依頼するのが現実的なセンだろうか・・・
と思いつつ検索を繰り替えてしていると・・・
こんなブログを発見しました。
何と、タイヤをエアーコンプレッサーとして流用するというコロンブスの卵のような素晴らしいアイデアです。
ブログ記事を参考に早速パーツを購入してDIY。そして出来たのがこちらのビード上げマスィーンです(笑)
ビード上げマシン
まずはこのタイヤに7気圧ほど空気を入れて、新しいホイールに接続します。そして弁を開放して高圧の空気を送り込むと!!!
やりました!見事ビード上げ作業成功です!!
しかし、ビードは上がったはずなのですがリムとタイヤの隙間からは相変わらず空気が抜けて塗布した洗剤のアワがブクブクと吹き続けています。
今までのタイヤだとこの段階で殆ど空気抜けは無くなるはずなんですが・・・
不安を感じつつも一応ビードは上がったので次の作業に移行です。

■シーラントを入れてタイヤ装着完了!?
さて、ビードは一応上がりましたので、残るはシーラントを入れて空気を入れて馴染ませるだけです。
しかし、まだシーラントを入れていないとは言えビードが上がったのに空気漏れまくりのこのタイヤ&ホイールコンビ、果たして大丈夫なのでしょうか?
不安を感じつつも、バルブを外してシーラントを40mlほどぶち込みます。そしてバルブを元に戻して、ポンプで空気を一気に送り込みます!
予想通り写真のようにブクブクと泡立ちながら派手に空気が抜けていきます。
シーラント漏れ画像
やっぱり駄目なのか?
半ばヤケクソ気味に空気を送り込んでいくと少しずつ気圧が高まっていき5気圧を超えたくらいでブクブクが収まっていきます。
もしかしてイケるのか?
と期待しつつさらに空気を入れると
「プシャー!!!!」
隙間からシーラントが霧状になって飛び散りました。
やっぱアカンやん!!!
ちくしょう、ちくしょう!!

もう涙目でそれでも空気をぶち込んでいって上限の9気圧まで入れます。
するとシーラントで残った僅かな隙間も埋まったようでやがて空気漏れは一切無くなりました。
もしかして成功!?
また何時空気漏れが発生するかとドキドキしつつホイールを振れ取り台にセットして回転させつつシーラントを全体に馴染ませていきます。
暫く様子を見ましたが空気が抜けている様子は無し。
とは言えチューブレスの場合、一晩放置して空気抜けが無いかをチェックしないと安心出来ません。
続いて後輪も同様の作業を行い(同じように空気漏れやシーラント吹き出しはあったものの9気圧入れたら落ち着きました)後は一晩放置して様子見となりました。

■ついにチューブレスホイール完成!!
翌日、空気圧をチェックしてみると9気圧→8気圧くらいになっていました。
コレくらいならラテックスチューブより上で十二分に実用範囲です。シーラントはきっちり効果を発揮していると判断して問題ないでしょう。
こうして苦労したもののタイヤの装着も何とか成功し
ついにチューブレスホイール完成です!!
いやぁ~今回は本当に苦労の連続でした。
そもそも手組み自体初めてなのに
・リム穴なしホイール
・癖のありすぎるチューブレスタイヤの選択

というわざわざ苦労する道を選んでしまったためにこの有様でしたが何とかここまでたどり着きました。本当に長かった・・・
後は、実際に走ってみるのみです。

■試走は京都嵐山までの100kmライド
かくしてホイールは完成しましたが何しろ初の手組みホイール。実際走って試してみないと使い物になるか安心はできません。
走っている最中に、
・スポークテンションが狂ったり振れがでた!
・チューブレスタイヤの空気が抜けた!
と言ったトラブルが発生しないとは限りません。
そんな訳で、100km走って様子を見ることにしました。
コースは定番の嵐山までの往復100kmです。
ちょっと走ったくらいでは見えてこない事も多いでしょうし100km走った後チェックしてトラブルが無ければとりあえず安心して使えると判断して良いかと思います。

そんな訳で先週末の日曜日はホイールの試走ライドに行ってきました。
3月も終盤であたりはすっかり春めいて気持ちのよいライドとなりましたが、それはさておき、ホイールの調子ですが往路では時々空気圧を確かめながらおっかなびっくりで走っていましたが嵐山に着いた段階で特に問題は発生せず。
安心して復路は何時ものペースで走ります。
帰宅途中、ちょっと雨がぱらついて来たので本降りになる前に帰宅しようと、ちょっと気合い入れてサイクリングロードを走ったら、Stravaによると自己ベスト更新&KOM(区間最速記録)をマークしていました。
いや区間は全く意識していなかったので狙ったわけでは無いんですがNewホイールのデビューライドとしては出来過ぎな結果ですね。
平坦路ではかなりの力を発揮してくれそうな手応えを感じました。
ライド後に振れやテンション、空気圧のチェックを行いましたが問題無しで、今後バッチリ使えそうです。
色々トラブルのあったホイール組み立てですがここまで仕上げる事ができて感無量です。
手組みホイール試走嵐山

■まとめ
長々とお付き合い頂き有難うございましたが手組みホイールの話はこれでお終いです。
紆余曲折を経てハッピーエンドで終わることが出来ました。
いや一時はホントどうなることかと・・・(苦笑)
私のような変わった組み方をする人はあまりおられないと思いますが、一応アドバイスなどを
・リム穴無しのリムでの手組みは大変だぞ~どうしてもと言うなら完成品買った方が良いぞぁ~
・CORSA SPEEDは装着大変だぞ~、出来ればショップに持ち込んで装着してもらうと良いんじゃないかな

トラブル続きで正直、他人には勧めにくいホイールになりましたが色々経験を積むことが出来ましたので今後自分でホイールの調整をしたりタイヤ交換するときなど今回の失敗の経験も活きてくるのではないかと思っています。
まあ何だかんだでこういうトラブルを試行錯誤しながら克服していく作業は楽しいものですしね(喉元過ぎればなんとやら(笑)
折角苦労して組んだホイールですから今後のレースなどでどんどん活用していければと思っています。

まずは7時間エンデューロかな(^_-)-☆

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チューブレス対応ホイールの手組みに挑戦して大苦戦する話:その3「慎重作業で振れ取りは万全!」

手組みホイール製作記事第3弾です。
前回、振れ取りに失敗して次々とアルミニップルを駄目にして結局一から組み直しの惨劇となった手組み作業。
果たして組み直し作業はどうなるのか・・・

とりあえず前回までのリンクです。
チューブレス対応ホイールの手組みに挑戦して大苦戦する話
その1「アウターホール無しリムは辛いよ」
その2「振れ取りは順番を守って慎重に!」

■振れ取り作業はとにかく慎重に!
さて、2度めの組み立てですが、悪夢のニップル通しを終え仮組みは何とか済ませましたので、いよいよ前回失敗した振れ取り&センター出し&テンション調整作業を開始します。

前回の反省を元に、まず指でニップルをスポークのネジ山が隠れる程度まで軽めに締めます。
前回のようにテンションをある程度上げてしまってからだと微調整が難しくなり、締めたり緩めたりを繰り返して結果
「柔らかいアルミニップルの破損!!」となりかねませんので慎重にいきますよ。

まず、前回最後に回して大失敗した縦振れ取りを優先して行います。
振れ取り台で回転しながら出っ張っている箇所周辺の2本のスポークを少しずつ締めていき極端な縦方向の回転の振れを取っていきます。
最初からきっちり調整しても後でまた他の調整で振れますので最初は極端に振れている箇所を修正するだけに留めます。
ある程度振れが取れたら、次はセンター出し。ハブが左右どちらかに寄っていないかを確認して寄っている側のニップルを全て均等に締めていき中央に寄せます。
これもガチガチに調整するのは最後にやれば良いのでまずはある程度合わせる程度を心掛けます。
そして最後に横振れ取り。振れ取りと言うとこの作業をイメージする人が多いでしょうね。一番分かり易いですし。これも振れている側のスポークを慎重に締めていきます。

この3つの作業をある程度の精度で済ましたら、スポークのテンションを確認します。
この段階だと極端に低いままのスポークがあったりしますので周りと同程度までテンションを上げて、全てのスポークテンションをある程度合わせます。結果として振れが再発しますが最後になって緩いままのスポークが残っていたら大変ですからね。

これで一通り調整しましたが、これら作業は相互に影響を与え合いますので縦振れは再発し、センターもまたズレてしまってます。
ですからまた、
縦振れ→センター出し→横振れ→テンション確認
の一連の作業を最初からやり直します。目標とするスポークテンションに到達するまで慎重にこの作業をひたすら繰り返します。

本当はここまで慎重にやらんでも良さそうな気もしますが、もしもう一度失敗したら目も当てられないのでとにかく慎重に慎重にチョットずつ進めていきますよ。

かくして地味な作業を少しずつ進めていき土曜日の深夜2時頃


手組みホイール遂に完成です!ここに来るまで長かった・・・
2度めはとにかく慎重に少しずつ作業を進めていったのが勝因ですね。
後はタイヤを取付けるのみ!しかしもう深夜なのでこの日はここで作業を終えて眠りにつきました。

■とりあえずお約束の重量測定
組み上がった所でタイヤ装着前に気になる重量を計測しておきましょう。
手組みホイール重量
フロント644g+リア791g=1435g
となりました。
ちなみに、使用しているパーツですが
ハブ:Powerway R36
スポーク:Sapim CX-RAY
ニップル:DTSwissアルミニップル

と言った定番どころを使用しております。
前後計で1435gというのは私が普段使用しているレーゼロ2wayの1460gと殆ど変わりありませんね。
フルカーボンとは言え、38mmのディープリムでチューブレス対応となると凄い軽量ホイールという訳ではありません。
最大のメリットはディープリムによる空力です。私がこのホイールを組む最大の目的はエンデューロレースにあります。
この先、8時間ひたすら走り続けるレースが控えていますから少しでも空力に優れたホイールが欲しいんですよね。長時間レースは小さな空力の差の蓄積が最終的には大きな差になるのでは無いかと思いますので。
空力に優れた38mmリムでこの重量ですからサーキットでの高速走行ではきっと力を発揮してくれることと思います。実走が楽しみですね。

■ディープリムチューブレスの罠
さて翌日、一晩寝かせたホイールの微調整を行い、続いてタイヤの装着作業に移る・・・はずでした。
チューブレスホイールには気密性を保持する為の専用のバルブが必要です。
チューブレスバルブ
写真のようなバルブですね。
タイヤを付ける前に、これを装着するのですが・・・何と!ディープリムですから長さが足りず先端がリムの穴から出てきません。
ハッハッハッハッ!そんなの勿論想定済みさ!!
今まで使っていたバルブエクステンダーを装着して延長すれば・・・あれ?
バルブエクステンダーだとチューブレス用バルブは固定できない!!
写真のようにバルブは下がゴムになっていてこれをリムにきっちり押し当てることで空気の漏れを防ぎます。そのためにはバルブをネジで強く押し付けて固定する必要があるのですが、普通のバルブエクステンダーにはネジが切られていません。これではバルブが固定できません。
どうすれば良いのか・・・と検索してみるとヨドバシさんでこんな物を発見!
チューブレス対応エクステンダー
なんとチューブレス対応のねじ切りありバルブエクステンダーです。


早速ヨドバシカメラに注文して、装着テスト。問題なくバルブが固定できるようになりました。
いや~正直焦りましたよ。こういった細かいミスが経験不足だとどうしても出てしまいますね。
ですが、これで今度こそタイヤ装着すれば作業はすべて終了です。

といった所で、長くなりましたので続きは次回。
またしても待ち構えていた次なる試練とは!?
次回「決戦用高級チューブレスタイヤの大き過ぎる罠!!」に乞うご期待(泣)

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チューブレス対応ホイールの手組みに挑戦して大苦戦する話:その2「振れ取りは順番を守って慎重に!」

少し時間が空いてしまいましたが、チューブレス対応カーボンホイールの手組み記事第2弾です。

前回は、ニップル取付用のアウターホールの無いリムでのニップル通しに大苦戦しつつ仮組みまで持っていくところまでででした。
リンク:チューブレス対応ホイールの手組みに挑戦して大苦戦する話:その1「アウターホール無しリムは辛いよ」

そして今回はやっと仮組みできたホイールの調整に進みます。
しかし、今回も前回にも劣らぬ・・・いやある意味それ以上に酷い大苦戦が待っていたのです。

■振れ取り&センター出し&テンション調整・・・しかし!
さて、とりあえずニップルを苦労して通してスポークを取り付け、ハブも取り付けて仮組みまで終わりました。

いよいよここから調整作業の始まりです。特殊なリムの所為でここまで随分苦労しましたが本来大変なのはここからの作業です。

作業に用いる振れ取り台ですが、私は海外通販で有名なWiggleで買いました。6000円くらいだったはずです。
しかし今見たら既に販売を終了していました。
wiggle振れ取り台
これは同じ製品をPWTも出していましたね。(こちらも既に終売)
製品レビュー先リンク
レビュー先リンクにもあるように安い割には結構使える製品ではありますが入手手段が既に無い・・・と思いきや中華通販だと恐らくOEM元の同製品が送料込み5000円弱で売っていたりしますね。一応紹介しておきます。特に推奨はしませんが(笑)
振れ取り台の中華通販販売先リンク

さらに同じくWiggleでスポークテンションメーター
wiggleスポークテンションメーター
ホイールセンターゲージ
wiggleセンターゲージ

も買って準備万端です。(それぞれ画像クリックで販売先リンク)

まずは取り付けたばかりのスポークがゆるゆる状態ですのでこれを締めてテンションを上げていきます。
ユルユルのまま振れ取りやっても仕方ないですからね。
目標テンションよりややゆるい程度まで予め締めておいていよいよ振れ取りの開始です。
とりあえず横振れ取りからということで、振れ取り台にセットして振れている所のスポークを締め上げて横振れをキッチリ修正していきます。
この作業自体はそれほど難しくなくクルクル回しながら振れ取り台に接触する箇所のスポークを締めるだけですから簡単簡単♪
とりあえず前輪はほぼ横振れが無くなったので調子に乗って後輪も横振れ取りを行います。
こちらも問題なく完了。

さて、ここらでセンター出しを行うことにします。センターゲージで左右の位置を確認すると・・・あれま。結構ズレてます。
駄目ですね~。ズレている方のスポークを均等に締め上げてハブが中央に来るように調整してやります。
結構ギチギチに締まってきてしまいましたがまあパワーがしっかり掛かるようにややキツ目にテンションを張るのが吉というものでしょう。(←フラグ)
勿論、前後輪ともにしっかりセンターを出しますよ~
これで調整完了・・・じゃなくて縦振れ取りというのもあるのか。まあこれまでのように一つ一つ締め上げていけば大丈夫だろ。と思い回転させてみると・・・

おやかなりブレてます。テンションを同じくらいに調整すれば縦振れなんてそんなに出ないと思いこんでましたがそうでもないようです。

それでは膨らんだ所を締めていきましょうか。その前にテンションを確認・・・
う~む、ここまで基本締めることで調整してきたので目標テンションより既に高めになってしまっているのでこれ以上締め上げるのは流石に不味いか・・・
それでは締めすぎている箇所を緩めることで調整してみましょうか。
スポーク緩めて・・・むぅ思うように振れが取れないなぁ・・・緩め過ぎの箇所は再度締めて・・・
縦振れとり難しい!!それにテンション既にかなり上げてるから微調整が難しい・・・
緩めて張って・・・と繰り返していると
ニップルなめた!!!
アルミ製のニップルは締め上げてキツくなった状態での作業の繰り返しに耐えきれず完全になめてしまい、回すことができなくなってしまいました。
やべ~とスポークレンチを押し付けて無理矢理回そうとすると更に削れてもうビクともしない状態になってしまいます(泣)
仕方ないのでスパナで無理矢理緩めて外してやりましたが勿論そのニップルはもう使用できません。
実は、前回ハブとスポークを中華カーボンホイールから使い回したと書きましたがニップルも使い回しだったのです。
一つなめたらもう終わり~どうすんだよコレ!!
落ち込みつつもとりあえず後輪の縦振れ取りを!と後輪の作業に取り掛かったのですがこちらも既にテンションを高めた状態での作業に苦戦し
またしてもニップルをなめた!!!
これはもう前後輪ともに絶望的な状況です。このまま作業を進めても組み上がる気がしません。
いろいろ調べてみると縦振れ取りは難しいのでまずは縦振れをある程度調整してから、少しずつセンター出しや横振れ取りも行っていくのが確実な作業手順の様です。
ガチガチに締め上げてから縦振れ取りは以ての外!!
かくして前後輪ともに縦振れ取りに失敗した私は一大決心で全て一からやり直しを決意します。


ニップルはどのみち買い直しなので100個入りのアルミニップルを新たに買いました。(そんなに高くないのが救いです)
そして全てのスポークを外して地獄のニップル通し作業を一から全てやり直しです。
またかなりの時間を費やしましたが何とか仮組みまで完成です。


またしても長くなりましたので続きは次回。
今回の失敗を教訓に慎重に慎重に調整を行いますが、その先にまだ待ち構える困難。
果たして手組みホイールは完成するのか!?待て次回!!!

続きはこちらです。
チューブレス対応ホイールの手組みに挑戦して大苦戦する話:その3「慎重作業で振れ取りは万全!」

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チューブレス対応ホイールの手組みに挑戦して大苦戦する話:その1「アウターホール無しリムは辛いよ」

久々に機材ネタです。
手組みホイールです。カーボンです。ディーブリムです(と言っても38mm)、完全チューブレス対応リム(これ重要!!)です。
もうアレコレてんこ盛りのホイールですよ。素晴らしいですね。

その分、トラブルもてんこ盛りだったけどな!!!

という訳で、スタートです!

■そもそも何故手組みホイールに挑戦することになったのか
実は私、以前報告した通りレース用決戦ホイールとして中華カーボンホイールを持っていました。

この時報告した通り安い割には良い品だったと思うのですが
・チューブラータイヤは常にパンクの不安が付き纏うので常用しにくかった
・ホイールを交換する度にブレーキシューを交換&リム幅も違うので再調整が超面倒だった
・装着しているタイヤCORSA CXが摩耗してそろそろ限界を迎えていた
・新たに購入したレーゼロ2WayFit+チューブレスタイヤが万能すぎた

以上の理由から結局レースでもレーゼロ+チューブレスタイヤを使うようになってしまいました。
だって面倒くさいんだもん、チューブラータイヤ+カーボンホイール…
それに比べて普段使いからレースまでそつなくこなすレーゼロの万能ぶりよ。
折角の2WayFitなので試しに使ってみたチューブレスタイヤもすっかり気に入ってしまい、最近はどんな時でもレーゼロ+チューブレスタイヤを使用していました。
しかし捨て難きはディープリムホイールの魅力。
Ridley NOAHというエアロフレームのバイクにはやはりディーブリムが似合うし、そもそも私の得意分野である長時間エンデューロにはディーブリムの方が向いているはずなのです。
何故か岡山10時間とか鈴鹿8時間とか長時間のレースも硬くて脚に厳しいと言われるレーゼロで走ってますが、やっぱディープリムホイール使った方が結果出るんじゃね?と思ったりもしていました。
そんな時、ふとしたきっかけで、中華カーボンホイールに、チューブレス対応リムの製品があることを知りました。
いえチューブレス対応リム自体は珍しいわけでは無いのですが手組み用リムの場合、普通はリムホールをチューブス用リムテープで塞ぐチューブレスレディ(細かい隙間はシーラントで塞ぐ前提のチューブレス化)リムなわけです。
しかしそのリムはリムホールの無い完全チューブレス対応リムなのです!
リムホールの無いチューブレスリムと言うのは私が今使っているレーゼロ2WayFitと同じですね。レーゼロに近い感覚で手軽にチューブレスタイヤが使えるのであればこれは魅力的!

欲しい!!

しかし、そのホイールは中華カーボンホイールとしては名の通ったFarSportsというメーカーの製品で7万円程と少々お高い。そこまで出すならもう少し出せば有名メーカー製ホイールにも手が届きますし(カーボンでリムホールの無い製品は無いので完全に代替にはならんのですが)そこまで出す金銭的余裕も無いしな~と悶々としていたのですが、ふと思いつきます。

リムだけ買って、今持ってる中華カーボンホイールからハブとスポークは使い回して自分で手組みすれば良くね?

リムだけなら前後で35,000円くらいか・・・ニヤリ

かくして手組みカーボン製ディープリムホイール(チューブレス対応)プロジェクトがスタートしたのであります。

■最初にして最悪の難関「リムホール無しリムの恐怖」

実はリム購入前にこんな質問をツイッターでしています。
リムのアウターホールは勿論意味があってあいている訳で、あそこからニップルを取付ける訳なんです。ではホールの無いリムの場合どうやってニップルを取付けるのか?疑問ですよね。
回答して頂いた情報によると同じくホールの無いレーゼロ2wayとかは特殊なニップルになっていて先端を磁石で引き寄せて取り出すそうです。
しかし手組みで通常使用するニップルは真鍮かアルミで出来ていますので磁石は使えません。
じゃあどうするのか?
「FarSports自身がちゃんとこのリムで組んで売ってるんだから何かニップルを通すような仕組みがあるんじゃね~の?通す方法は必ずあるはず」
何といういい加減さ。ニップルを通す方法に目処が立っていないのに注文してしまいました。
さて約ひと月後、無事にリムは届きました。早速、中華チューブラーホイールを解体して手組み作業をスタート・・・と言いたいところですが
ニップルを通す穴超小さい!これアウターホール無しで通せる気がしない!
恥ずかしながら
「バルブホールからニップルをリムの中に入れて、ニップル穴の近辺で揺らしていれば出てくるんじゃないか」
とか甘い考えを持っていました。でもそんな方法じゃ100%無理です。
そこで、磁石のシートを買ってきてリムの先端に両面テープで貼り付けて、超強力ネオジム磁石で引き寄せるという方法を考えました。レーゼロのニップルと同じやり方ですね。
これには自信あったんですが、ニップルの穴はかなり細くて隙間は小さく、そして意外と長いです。この穴を通すには垂直に近い角度でニップルを進入させなければならないのですが磁石で引き寄せると横になったままでしか引き寄せられず、どんなに頑張っても穴を通せません。

詰んだ!!!

と諦めかけたのですがふと閃きました。
1.まず糸の先端に細い金属を繋げ、それをニップル穴から入れる
2.次にその糸を磁石を使ってバルブ穴まで誘導して外に出す
3.今度はその糸の先にニップルを結んでニップル穴から糸を引いてニップルを引き出す

これは上手くいきました!

しかしこの作業恐ろしく面倒です。
一日潰して作業に取り組んで前輪20、後輪24ホールすべて通して仮組みするだけで丸一日潰れました。


さて普通はここまではすんなりいって、これからが大変なフレ取りやセンター出し作業になるのですが長くなったので今回はこれまでとさせていただきたいと思います。

いやこれからがまたトラブル続きで大変だったんですけどね(苦笑)

続きはこちらです。
チューブレス対応ホイールの手組みに挑戦して大苦戦する話:その2「振れ取りは順番を守って慎重に!」

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