「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」参戦レポート:収穫と反省と

「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」今年も参戦しました!
昨年ははるばる乗鞍まで出かけながら土砂降りの中、三本滝レストハウスまでの短縮コース開催と残念なことになりましたが今年はどうだったでしょうか。
そして絶不調の続く中掲げた1時間20分の目標は如何に…

■大会前日。現地への移動と宿泊など
今年は一人で参加することになったので現地までは輪行で行って松本市で一泊。
当日はレンタカーを借りて会場入りという計画だったのですが色々あって車(中古の軽ですが)を買ったので車で宿まで行くことにしました。
しかし車が納車されたのがお盆明けの8/20。一週間前やん(笑)
それまで20年以上ペーパードライバーだったので久々の運転に戸惑いましたが取り回しの良い軽だったことが幸いして何とか無事に乗鞍に入って受付を済ませました。

会場は私は着いた時には小雨のぱらつく天気。道中は土砂降りの区間もあり路面は濡れていて明日のフルコース開催は大丈夫だろうかと心配になります。
しかし天気予報では翌日の天気は曇り。そして受付から宿に向かうまでの間に雨は上がり青空も見えるようになってきました。
「これなら明日はフルコースいけるかも?」
と期待しつつ宿泊先に向かいます。

乗鞍は参加者のとても多い人気イベントなのですが会場へのアクセスがあまり良くないので会場近くの手頃な宿泊施設は抽選結果発表時にはまず残っていません。
そのため私のように松本市に宿を取るのが良いのではないかと思います。
私は松本の素泊まり用の安価なビジネスホテル「旅館 松風」という所に泊まりました。
松本市には宿泊施設が沢山あるので抽選が終わってから探しても十分空きが見付かります。
ただ問題なのが大会当日の松本から大会会場までのアクセス手段ですね。
自転車で自走して会場入りする人を今年も昨年も見掛けましたがかなりの距離がある上、道幅が狭い箇所が多く特に何箇所かあるトンネル内は自転車の走行を考慮していないのでとても危険です。
可能であれば、私がそうする予定だったようにレンタカーを借りて車で現地入りするのが一番確実だと思います。

宿についてからは大会に備えてお腹に溜まらないパンを中心にした食事とヨーグルトや納豆などを食べてお腹の調子を整え、早めに床につきました。

■大会当日
大会当日はレースが7時40分頃スタートなのでアップ時間も考え6時には会場入りしておきたいと考え4時に起床して5時前にはホテルを出発しました。
道中は特にトラブルもなく6時には無事会場入り。
天気の方は予報通り曇り空。どうやら雨にはならないようで一安心です。携帯で開催情報をチェックすると予定通り開催とのこと。
やりました!今年は3年ぶりのフルコース開催となります。
遥々乗鞍まで乗り込んだ甲斐がありました。曇り空なので噂の森林限界を越えた先の絶景が拝めるかは微妙ですがそれでも嬉しいものです。
早速自転車を組み立てコースの序盤を走ってアップを開始です。
富士ヒルの時は「疲れたら嫌だな」と思ってアップを怠り序盤でくたばったので(苦笑)今回は
・心拍数をMAXの80%の150bpmまであげておく
・15分ほどしっかり走っておく
という方針でアップを行いました。

■今回のレース戦略
さて、今回のレースの方針ですが、すでに何度も書いているように夏になって残念なことに絶不調に陥ってしまって調子の良かった時のような勢いに任せた走りは難しい体調です。
そして富士ヒルの時の周りの勢いに合わせて実力を超えた走りをしてしまい序盤で力尽きてしまった事も考慮して今回は以下の様な作戦を立てました。

・スタートからCP1の三本滝レストハウスまで
とにかく抑えて走る。序盤に心拍数170bpm(MAXの95%)を超えいきなり燃え尽きるのはもうゴメンだ!
目標パワーはAvg.240Wとして緩斜面メインの三本滝までは余力を残して中盤戦に備える。
・CP1からCP2まで
ここから斜度が上がってコースも難しくなるがAvg.220Wくらいを何とかキープして我慢の走りをしたい。富士ヒルの時は序盤の無理が祟ってこの段階で既に燃え尽きて200Wキープがやっとだったので今回は踏みとどまりたいが果たして…
・CP2からゴールまで
いよいよ森林限界に達して空気が薄く苦しい走りになることが予想されるのでAvg.200W位と想定する。苦しいだろうけれど頑張りどころ。力尽きていないと良いなぁ(笑)

このペースで走るとだいたい目標タイムの1時間20分で走り切れるはず。
何時もは計画を立てたは良いが結局勢いに任せて走ってしまいグダグダになるのが私のパターンだったけれど今回は大人の走り(笑)をしたいところ。
調子が悪いため逆に「何が何でも目標達成を!」といった気負いは無く何時もより緊張せずに大会に臨めている感じです。これが吉と出ると良いのだけれど…

■動画を撮ったよ
今回、ハンドルバーをエアロタイプから丸ハンドルに変更しましたのでハンドルにアクションカメラを取り付けられるようになりました。
折角なので今回の走りを撮影してみました。

ガーミンが無償提供している動画編集ソフトを使いコース全体図と斜度、速度、ケイデンス、心拍数、そしてパワー値が見られるようになっています。
YouTubeで公開していますので良かったら以下のレースレポートに併せて見てやって下さい。
ただし痛恨のバッテリー切れで最後の3分ほどが撮れていません。感動のゴールシーン(笑)が・・・

■いよいよレーススタート。序盤の走りは計画通り?
アップを済ませて会場に着くとものすごい人数が並んでいます。
昨年も土砂降りの中かなりの人数でしたが今年は晴れてフルコース開催と言うことでDNSの人が少なかったのでしょう。
大会はネット計測なので並ぶ位置はさほど重要ではないのですが前の方にいれば目標とさせてもらってペースを合わせられる人が選びやすいのではと考え前方に並ぶことにしました。
そして号砲が鳴り響きいよいよレーススタートです。
乗鞍2016スタート
スタートから多くの選手が快調に飛ばしていきます。確か伊吹山の時は300Wでスタートしても続々と抜かれていったものですが今回も上位陣は恐らくそんな感じのペースで走っているのでしょう。
私は無理せず走るという計画通り240Wを超えない程度に抑えながら走るのですが、周りには次々と抜かれていきます。最近ここまで抑えたスタートで走ったことは無いので本当にこんなペースで良いのか不安になりますが今の体調で無理して追いかけても絶対にすぐにヘタばると思い、飛ばしたくなる気持ちをグッと我慢。
動画をみてもらうと分かりますが本当に続々と抜かれていきますね。
しかし240Wのペースは今の自分にはピッタリだったようで心拍数は160前半より上がること無く安定し、富士ヒルの時のように序盤で大崩れすること無く走り続けることが出来ます。
道中ペースの合いそうな方を何人か乗り換えながら安定したペースで走り続けCP1までAvg.237W(目標値240W)とほぼ想定通りのペースで走り切ることに成功します。

■中盤は我慢の走り
CP1までほぼ予定通り走り切った私は給水所でアクエリアスを受け取り喉を潤しそのままCP2を目指します。
ここまではほぼ緩斜面だったのですがここからは時々10%超の高めの斜度の坂があらわれ更にこの区間終盤はつづら折りが延々と続き、一気に走り辛くなります。
この辺りから周りに疲れた様子の人が多くなり全体のレースペースも大きく落ち始めました。
私もいつもならタレタレになる頃なのですが序盤を抑えて走ったためかまだ少しは余力があるようで周りを抜いて走ることが多くなり始めます。
と言っても勿論私も疲れは出てきていますから余裕十分という訳では勿論なくこの区間の目標である220Wキープには結構苦戦w
周りを快調に抜いていけているので調子良いかな?と思ったら200Wを下回っていたりすることもありました。
それでも目標値が良かったのか心拍数は160台の半ばで安定。これくらいの心拍数だと楽ではありませんが何とかペースを保って走り続けることが出来ます。
結局この区間はAvg.214Wでした。目標の220Wはやや下回りましたが目標からすれば悪く無いペースだったのでは無いかと思います。

■終盤は絶景が!しかし空気が薄い
CP2を抜けるといよいよレースは終盤戦。ここまでかなり計画に近いペースで走ってきた事もあっていつものように大きくタレることなく走り切ることが出来ました。
しかしこの先はいよいよ森林限界を超え薄い空気の中で走り続けなければならなくなります。
それにタレタレにこそなっていませんが流石にかなり消耗してきました。ここからは200Wキープを心掛けながら走ることになります。
この日は曇り空でコース上は霧に覆われることが多くCP2通過時には山頂付近は完全に霧に覆われているように見えていました。
「これは噂の絶景は拝めそうに無いなぁ」
と思いながら走っていたのですが残り4kmの看板を超えた少し先、動画だと1時間2分頃突然霧が晴れその30秒後くらいにいきなり目の前がひらけて絶景が広がります。この辺りから森林限界なのでしょうか。
動画だと横を見ることが出来ないのでコース下に広がる絶景をお見せできないのが残念ですが、この絶景に
「ここまで頑張って走ってきた甲斐があった!!」
と報われた思いであと少し頑張ろうと新たに気合も入ります。
しかし、ここからは疲れもありますし、空気が薄くなってきたこともあってだんだん走りが苦しくなってきます。
この日は目標通りの走りで上手くいってきたのでここからは無理せず当初の予定通り200Wキープを心掛けながら走ることとします。
普段ならそこまで落とせば楽勝なのですがここまで来ると200Wペースまで落としてもあまり余裕はありません。
時折周りの景色を見て気を紛らせながら何とか極力200Wを下回らないよう頑張って最後の区間を走り続けます。
1時間17分くらい経過したあたりでまた辺りが霧に覆われ残りはひたすら霧の中の山頂を目指して走り続けることになります。
この辺りから空気が更に薄くなったためかちょっと頭痛を感じるようになりますが「残りあと少し!」と自らを奮い立たせて最後のひと踏ん張りです。
残り1kmの看板が見えいよいよゴールが迫ってきましたがいつもこれくらいでスパートかけて最後まで保たなかったことを思い出してここは我慢でペースを保って走り続けます。残り500mの看板が見えた所でそろそろ行くか!?まだ早いか?と判断を迷っていたらすぐに残り300mの看板が見えたのでヤバい!と思いダンシングに切替えスパート開始!
・・・と思ったらあっという間にゴールでした。スパート欠けるの遅すぎた・・・
最終区間はAvg.202W。ほぼ目標どおりのペースで走り切れましたが・・・ゴールタイムは・・・
1時間20分20秒でした。
目標タイムに20秒及ばず・・・

■ゴール後の楽しみ
今回、目標タイムに僅かに届かなかったのは残念ではありますが調子を大きく落としている中、ほぼ計画どおりのパワーで走り切り目標にかなり近い数値を出せたのは悪くなかったのではないかと思います。
一定のペースを守って走る今回の走りは今後のヒルクライムに大いに参考になりそうです。

でも・・・しかし・・・あと少し頑張れれば目標を達成出来ていたかと思うとやっぱり残念なのも確かですね。
スタートからCP1が、目標値240Wに対して237W、CP1からCP2は目標値220Wに対して214W。どちらも少し下回ってしまっています。計画は完璧でした。あと少し頑張って目標通りの数値で走れていたら恐らく目標タイムを達成出来ていたことでしょう。
う~ん、あとひと頑張りが足りなかったわ・・・

そして無理をせず余力を残しつつ走るという目標の走りは出来ましたが、完走後にまだ少し余裕が残っているため全力を出し切った感が薄く
「全体としてもう少しペースを上げても走り切れたのでは無いか?」
と思わずにいられません。もっとも、そうしていたら盛大にタレてグダグダになっていた可能性も否めませんが・・・まあ最適なペースを掴むにはまだまだ試行錯誤が必要ですね。

さて、ゴール地点は霧に覆われ
「折角山頂まで登ってきたのに残念だな・・・」
と思っていたら少し休んでいる間に霧は薄れていき周りに一面の絶景が広がりました。
一時は雨予報でフルコース開催さえ危ぶまれたのに山頂からの絶景を拝めるとは何という幸運。早速記念撮影です。
乗鞍2016記念札遺影1
乗鞍2016記念撮影2
今年は曇り空ながら運良くコース途中と山頂でタイミングよく霧が晴れ噂の乗鞍の絶景を楽しむことが出来ました。
フルコースの乗鞍は最高ですな!

暫く風景を堪能した後、長い長いダウンヒルを楽しみながら下りきり今年の乗鞍は無事に終了しました。

■乗鞍総括
乗鞍2016完走証
今年の乗鞍はとにかくフルコース走れて風景も堪能できて楽しかったのが一番ですね。
昨年は遥々乗鞍まで乗り込んで土砂降りの中、三本滝までしか走れなかったのですから大違いです。
レース内容については既に述べたように一定のペースを守る走りができたという収穫と目標タイムを達成出来なかったという反省がありますが、その両方を今後の走りに活かしていければと思っています。
2週間後には多分今年最後のヒルクライムレースとなる大台ケ原が控えていますが最悪だった調子も明らかに上昇傾向にありますし、そこに向けて、何とか更に調子を上げていき今度は目標を達成できる走りをしたいですね。

そんな今回の「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」の走行データは以下のとおりです。


乗鞍お疲れ様と思っていただけたらクリックをよろしくお願いします。
にほんブログ村 自転車ブログ ヒルクライムへ
にほんブログ村
スポンサーサイト

コメント

No title

おつかれさまでした
好成績・フルコースおめでとうございます
わずかに目標にはとどかなかったですが、予定どおりに走れたのであれば課題がわかりやすくて良いですね!
私もそうですが、調子良し悪しの自己評価ってあてにならんものですなw

Re: No title

ザク豆腐さん、今回は調子が今ひとつ上がらない状態での参戦となりましたがそれゆえに気負わずペースを守って走り切ることが出来、今の体調としてはなかなか良い結果を得ることが出来ました。
何時も今回のようにペースを守って走れれば良いのですが調子が良い時に抑えながら走るのは難しいんですよね(笑)
今回の結果を見るに調子は上がりつつあるので次の大台ヶ原までにはベストに近い体調に戻して今度こそ納得できる結果を・・・といきたいところですが今度は気負いすぎて駄目になる予感!

No title

乗鞍参戦お疲れ様でした。
私も大阪から今回、初めて参加しましたがフルコース走れて感無量です。
しかし森林限界を超えて残り3kmの看板からゴールまでの遠いこと。。
息は苦しいし、体は重いし(頭もちょっと痛くなるし)
貴重な体験をさせて頂きました。
個人的には大台ケ原の方がキツいと思いますが次レース頑張ってください!

Re: No title

syo_yoneさん、コメントありがとうございます。乗鞍お疲れ様でした。
私も乗鞍のフルコースを走るのは今回が初めてでしたが幸い天候に恵まれ絶景を楽しめて本当に良かったです。お互い大阪からはるばる遠征した甲斐がありましたね。
しかし森林限界を超えてからの走りはキツかったですね。大阪だとあの高度まで登る機会はまずないので本当に貴重な体験でした。
次の大台ケ原は激坂の続く難コースで厳しい戦いになると思いますが頑張って走ってきますね!

No title

乗鞍お疲れ様でした!台風接近で今年も雨かと思いましたが降らずによかったです。
で、1時間20分てかなりええタイムのような・・・。
目標設定がタイト過ぎ!自分にキビシ過ぎ!w

なんだかこの乗鞍でやまちゃんさんがヒルクライムでも新たなステージに入った感がする~。
冷静に走りを組み立ててどんな状況でも崩れないクレバーな走りのモンスターへw。
大台ヶ原ではやまちゃんさんの後ろについていけば!あかん、走力違いすぎて途中で死ぬw 今年も大台ヶ原ではよろしくです。

しかし1週間前に納車で遠征とは、そこが一番すごいと思ったりwww

Re: No title

senさん、今年の乗鞍はフルコース走れて楽しかったですよ。
次はいよいよ大台ケ原ですが平坦+激坂+アップダウンと変化に富んだ大台ケ原で今回のような計画的にペースを刻む走りが出来るかは難しそうです。
序盤戦はトレインに乗って飛ばしたいですが調子に乗ってオーバーペースになりそうですし(笑)激坂区間は苦手の上に30Tが使えた去年と違って今年は28Tを使うしか無いので苦戦必至です。
大台ケ原では同じ組になれるかもしれませんのでその時は上手くペースを合わせて協力して走ることが出来ると良いですね。でも十三峠や大台ケ原試走で力をつけているsenさんにはもう付いていけない気がしますが・・・

No title

乗鞍お疲れ様です。
天候に恵まれて何よりでした。こっちは土砂降りでした(笑)。
実は美ヶ原の時に松風に泊まりました。別館の方でしたがきれいでいい宿ですね。
やっぱり車あった方がいいですよね~。乗鞍とか大台はそうでないと無理でしょうし。
車がない自分は9月のレースはダルガ峰を選びました。
大台ケ原もまた長丁場ですが応援してますよ!

Re: No title

かわせみさんコメントありがとうございます。
うまい具合に乗鞍周辺はあの日だけ雨を避けることができたようです。
「今年こそはフルコースで!」という参加者の祈りが通じたのでしょうかw
車についてはヒルクライムレースでは輪行では参加が難しい場所も多いですし有るとレース参加の選択肢が広がりますね。
今まで輪行がメインで車で行けない場合は知人に頼んで同乗させてもらうしかなかったのですがこれで遠征できる範囲が広がりますので楽しみです。
かわせみさんは9月はヒルクライムinダルガ峰に参戦されるのですね。大台ケ原もダルガ峰も厳しい激坂のあるコースですがお互い頑張りましょう!

コメントの投稿