鈴鹿アタック240参戦レポート:240km遙かなり・・・

先週末は、スズカ8時間エンデューロ春spに参加してきました。
私が参加したのは初挑戦となる「アタック240」
鈴鹿サーキットを40周、約240kmを8時間以内にソロで走破するエンデューロレースです。
「アタック240」はエンデューロレースでもレベルが高く、今回は富士ヒルに向けて減量中のためカーボローディングも行えず、トレーニング内容もヒルクライム向けメインで行ってきたと言うこともあって、正直あまり結果は期待できないだろうと思うと、レース前日から不安になってなかなか寝付けませんでした。
何だかんだ言ってもやはり参加するからには全力を尽くしたいですし、そうなると少しでも良い結果が欲しくなるんですよね。
不安になるのは求める結果があるってことなんでしょう。気持ちは富士ヒルに傾きつつも何とも欲深いものですね(苦笑)

さて、スズカエンデューロは秋大会(この時は8時間ソロでした)以来です。
鈴鹿サーキットですが、この様なレイアウトになっています。
スズカコース170528
鈴鹿高低差画像170528
コース画像と高低差表と併せて見てもらうと分かるのですが、大きな登り箇所は2つ。
ホームストレートを抜けてシケインまでの区間と西ストレート。
どちらも斜度が凄いというわけでは無いのですが、登りの苦手な私にとっては文字通りの鬼門。
同じサーキットでも岡山だと登り区間は短いので勢いとパワーで押し切れるのですが、鈴鹿の登りは長めなので本当にキツいんです。
特に苦手なのがシケイン前の登り。ここはホームストレートで脚を削られた後の登りなので本当にキツい。特に高速トレインに乗っている時はトレインから脱落しないために全力で回し続ける必要があるんです。
そして何とかシケインまでたどり着いても次はシケインの立ち上がりの鬼加速が待っています。ここで皆一気に加速するのですが苦手な登りを終えた直後の私にはこの加速に付いていくのが心底キツい。もう乳酸溜まりまくりですよ(泣)
西ストレートはレイアウト的には下りで全力加速を決めて勢いで登りきりたいところなのですが、長さが絶妙に嫌らしく勢いだけでは登りきれず力尽きてしまうんですな・・・
仕方なくケイデンスを上げて必死で周りのペースから遅れないよう回し続けるわけですがやっぱり登り終わった後の加速が辛い。みんな登った後にいきなり加速すんなよ、キツいだろ!(号泣)

話をレースに戻します。
今回余裕を持ってスタート30分前に並べば大丈夫だろうと思っていたのですが、30分前だと既に結構な人数が並んでいました。
流石に鈴鹿はやる気満々の人が集いますね。集合場所に並んだ時はやや後方になってしまったので先頭集団に乗れるか不安でしたが、スタート位置に移動したら道幅があるのでもう少し前の方に並べ、これなら何とかなりそうな感じです。
スタート30分前にエネルギーバーを食べて最後の固形食による補給を行い(レース中は固形食を受け付けなくなるのでドリンクとジェルのみにしています)、スタート直前にボトル一本約500mlを飲み干します(脱水症状対策で予め水分を摂りますがトイレ対策でギリギリのタイミングまで待ちます)
そしていよいよレーススタート!半周ほどはゆっくり走ってその後本スタートを切りますが開始直後から意外と皆飛ばします。ゆっくりスタートするエンデューロレースが多い中いきなりこのペースは、スタート直後に不安のある私にはキツい!と思いながらも何とか先頭集団のペースに着いて走り、しばらくすると心拍も落ち着き何とか集団内で苦手の序盤を走りきることに成功します。

かくして、最初の1時間は何とか先頭集団に残って必死に着いていったのですが1時間経過しても集団のペースは落ちず相変わらず快速走行を続けています。
何とか1時間乗り切った私ですが苦手の登りでどんどん足を削られていき
「このペースはヤバい。絶対に240km走りきれるペースじゃないのでそろそろ危ないか?」
と弱気になってしまいます。
そして苦手のシケインからの立ち上がりで前の方が少し集団から遅れます。
しかし、そこで某有名チームのジャージの方が猛然とブリッジを架けに行きます。
「ここで自力でブリッジ架けたら脚が終わり兼ねないし、この方ならブリッジ出来るだろうから利用させてもらおう」
と弱気な思考。後ろに着かせてもらって走りますが途中でペースダウン。しまった、この方も限界だった・・・
慌てて飛び出すも思った以上に差が開いてしまっておりブリッジ失敗。
ここで先頭集団から脱落です。
今回は1時間しか持たなかった・・・無念。

集団の力を失った私は暫く脚の合う方も見付からず苦しい単独走。
この日は強烈な風が吹いていたこともあってペースが上がらない割には脚はどんどん削られていきます。
途中4時間組にもあっさり追い越される有様で大苦戦。春の鈴鹿は思った以上に厳しい!!
それでも時々脚の合いそうな方を見付けてトレインを組んでみたりするのですがどうにも脚が合わず長続きしません。3時間経過時にほぼ半分の120kmを走り終えるのですが、この段階で既に疲労困憊。
今回減量中でカーボローディングをしっかりできなかった事もあって何時も以上に身体がキツいです。
用意したハイドレーションバッグからチビチビ補給を続けてはいるのですが、まだ半分しか走っていないのに疲労感と空腹感が押し寄せてきてちょっとヤバい感じです。
こんな時のために予備として持ち込んでいたエネルギージェルに早くも手を出して何とか残り半分走りきれることを祈りつつ苦しい走行は続きます。

後半戦に入ると苦手の2箇所の登りでますます苦しむようになり、シケイン前の登りは当初は3速で登れていたのに1速まで落として何とか登りきれる有様に・・・
登りの度に酷使する大臀筋はズキズキと痛み出し
「このままだと筋肉引きちぎれるんじゃ無いの!?(苦笑)」
エンデューロレースでは毎度のことながら腰も痛むし腕はダルい。
「早くレース終わってくれ~!!」と思いながらもまだまだレースは続きます。

そして更に良くないことに後半に入ると風が一層強くなり危険なレベルの突風が吹くようになります。
特に危ないのが下りでかなり速度の乗るダンロップカーブから先の区間。
高速カーブで強烈な横風が吹くのでディープホイールはコーナリング中にハンドルをとられます!
私のホイールは38mmのセミディープなのですがこれでも一度コーナリング中の突風で滑ってあわや落車の危機でした(ギリギリで踏みとどまりましたが)
50mm以上のディープホイールで走っている方も結構見掛けましたのでそういった方は本当に怖かったんじゃないかと思いますし実際そこで落車されている方も見掛けました。一番風の強い時間帯は係員の方がフラグを振りながら
「突風が危険なので速度を抑えるように」
と指示を出すほどでした。
この風は勿論危険もありますが、シケインを抜けた辺りでもろに向かい風になるのでトレインを組めないとまったく速度が出せず本当に苦しいです。
4時間組は既に走り終えコース上の人数も減っているので中々脚の合う方が見付からず後半戦は安定してトレインを組めずにひたすら我慢の走り。
残り1時間くらい?で持ち込んだ補給を全て使い切ってしまい、最後まで走りきるのに黄信号です。

しかし残り5周ちょっとくらいのタイミングでMATRIXの方が牽くトレインに合流。
正直ペースはやや緩くて物足りないのですが、それでも単独で走るよりは確実に速いでしょう。
ペースとしては
脚の合う方とのトレイン>>最後に乗ったMATRIXトレイン>単独走
と言ったところなのですが、もう脚の合う方を探して限界ギリギリの走りをする気力は残っておらず安定してペースの稼げるMATRIXトレインで走ることを決意します。
「正直十分について行けるペースなのでこのまま最後まで走れば確実に完走イケるな」
と思いながらしばらく走っていたのですが残り2周のところで
「このままだと余力を残したまま終わってしまう。本当にそれで良いのか!?」
俺はまだ限界じゃない。このままでは終われない!
と残り2周でMATRIXトレインを追い越し最後のアタック。
しかし単独走だとやはりキツい。ペースの速いチーム戦トレインに乗ったりしつつ1周を終えサイコンのメーターは232kmを示しています。
「よし、240kmまであと一周!残った力を振り絞って走りきるぞ!」
これで最後とばかりに気力を振り絞って最後の全力走。最近、僅差で順位を落としたレースが続いているだけに最後の周回で悔いを残さないよう必死の走りを続け同じ「アタック240」の選手を見掛けたら一つでも順位が上る可能性を信じ、周回が違うかもしれないと思いつつ全力で追い抜きにかかり4~5人くらいは抜いたと思います。
そしてゴール直前でも全力ダンシングで2人ほど追い抜いて遂にゴール!

念のためにゴール地点に設けられた周回数の確認所に向かいます。
この段階で手元のサイコンでは238kmほど。2kmほど足りてませんが多分間違いないかと・・・
しかし確認所の係員は怪訝な表情。あれ?もしかして周回数足りてない?と不安になりますが
係員「山崎さん、41周されてますよ。お疲れ様でした」
なんじゃそりゃ~最後の1周の全力走まったく無意味じゃんか~!!
後で確認したら「アタック240はコースを40周回(232.28km)」とちゃんと書いてありました。
総距離くらい確認しとけよ、俺の馬鹿馬鹿アンポンタン!!!!

まあ最後の一周はあれでしたが無事アタック240を完走。
完走タイムは6時間29分22秒で順位は11位でした。
ギリギリで6時間半以内に滑り込んだ感じですね。
アタック240完走証170528
こうして今回の鈴鹿エンデューロ「アタック240」は完走で無事終了しました。
トップテン入りを逃したのが残念ですがレベルの高い春鈴鹿のアタック240でこの順位ですから、今の実力からすれば悪くない結果が出せたのでは無いかと思います。
ただ、レースにおいてタラレバは禁物ですが、この大会に備えて万全の調整をしていれば・・・という思いがあるのも正直なところです。
しかし富士ヒルを優先すると判断したのは自分自身。今回の結果に悔いがあるのであればその思いも2週間後にぶつけるべきでしょう。
順位も思ったより良かったですし、良いトレーニングにもなったと前向きに捉え、クタクタになった身体を少し休めたら、気持ちを切り替えいよいよ2週間後に迫った富士ヒルに向けてまたトレーニングを再開させようと思います。

そんな今回の鈴鹿エンデューロ「アタック240」の走行データは以下のとおりです。


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